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どう変わる? IT時代の社内報

公開日:2007年2月22日 | 最終更新日:2013年4月15日

「社内報」と聞いて、貴方は何を思い浮かべるだろう。決算報告、人事異動、慶弔まで,読めば社内の隅々までわかる社内報は、企業と従業員を結ぶ重要なコミュニケーション・ツール。また企業文化の醸成、大切な企業の記録として、目立たないながら日本の経済史の側面を支えてきた。しかし長引く不況下でコスト削減がすすみ、また近年は映像、電子メディアが紙の社内報を追い抜く勢いを見せている。編集担当者の苦心は、読者である従業員に届いているだろうか?全国の20代から60代の社会人男女計300人に実態を訊いた。

(協力/株式会社インフォプラント)

Q1では、社内報の代表的な役割から、自分の職場にあてはまると思われるものを複数選んでもらった(グラフ1)。トップは「組織内外の情報共有」(198件)、社内の業務連絡だけでなく、業界ニュースや競合他社の動向など「読ませる」紙面づくりは編集者の腕の見せ所。次いで従業員同士のコミュニケーション促進(157件)3位は119件とやや差を空けて「トップと従業員の意思疎通」となった。自由記述では、「技術向上」「他部署の業務の理解」を重視した社内報や、教職員と学生向けの「学内報」も大切なコミュニケーションツールとして挙げられている。では、紙面の魅力はというと・・・。

なぜ面白くない?社内報

「つまらない」(168人)で56%。この数字が多いか少ないかは判断の分かれるところだが、職場の社内報を「面白い」と感じているのは2人に1人に満たないというのはやはり厳しい。年代別では20代で61%、30代で57%、40代で44%、50代で59%、60代75%が「社内報はつまらない」としている。理由を探ると(グラフ2)読者にとって面白いコンテンツとは「業務に役立つ情報や面白い企画が載っている」(71件)で最多、2位の「職場を身近に感じられる・家族に見せて話ができる」(68件)とも、職場や家庭で話題になる点が評価されている。特に「家族に見せられる」は企業と従業員間の Employee Relationsでは大きなメリットだ。自由記述欄では、「社員にも執筆依頼(社員旅行、結婚、出産)がある」「若い社員の意見もとり入れられている」=いずれも40代=と、読者も参画できる紙面づくりにプラス評価が集中した。
一方で、「つまらない」理由は「ニュースや役に立つ情報が少ない」(90件)「現場の意見が反映されていない」(76件)と、一方通行の批判が占める。自由記述欄では「担当社員とトップの自己満足的な内容になっている」「企画が毎回変わり映えしない」「業務的な連絡しかない」「載っているのは社内の行事報告ばかり」など多数挙げられた。社内報自体を「広報室の無駄な仕事」と断じる意見もある。だが、こうした厳しい声は、そのまま社内報のイメージとしてまかり通っていないだろうか。

イントラネットと社内報コンテンツに課題を抱える社内報が現在直面しているのが、編集、印刷コスト。国内で唯一の社内誌調査機関「NOMAプレスサービス研究会」(東京都渋谷区)が全国の企業・組織・自治体2500の調査結果(有効回答率18・6%)をまとめた「社内誌白書2001」によると、49.7%が社内広報の経費削減に踏み切り、内訳はページ数削減、カラー・多色刷りの節減、発行回数の減少など、いずれも紙メディアが縮小部門に挙げられている。しかし、社内広報の重要度は「社内の情報センターとして不可欠な存在」57%と過半数を超え、「社外広報ほど重要ではないが必要」も25%に達している。むしろ不況期こそ、社内コミュニケーションの重要性は増している。紙メディアに変わり注目され始めたのが、イントラネットによる「電子社内報」だ。インターネットの速報性、双方向性は、紙メディアのピンチを救えるだろうか。次回は電子社内報の実態調査から、IT時代の社内メディアを分析する。(続く)


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