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IR情報のイメージが一転する衝撃のページ!ブランディングの視点からIRを考える

公開日:2009年8月26日

ある情報を探していて偶然、オリエンタルランドのIR情報ページを見ました。
そもそもIR(Investor Relations=投資家向け広報活動)は決算などの会社の業績に関係する情報を発信することが主な役割であり、ほとんどの企業でIRページは難しい数字が羅列されている、堅いページなものなのですが・・・。
さすがはハイレベルなホスピタリティで有名な『東京ディズニーランド』の運営会社。
IR情報にも「ホスピタリティ」つまり、相手の立場に立った姿勢というか、優しい、親身というか・・を感じ、心底ビックリしました。
「まさにこれが、ブランド企業がブランド企業たる所以なのだ」と衝撃を受けると同時に、IRの本来のあり方を考えさせられました。
そこで今回は、“ブランディング”という視点から見てIRが充実しているサイトをご紹介します。
まずは衝撃を受けるほどホスピタリティの高い(?!)オリエンタルランドのIR情報

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(※この画像はHPではなくPDFの「株主通信」内容です)
個人も企業も含め、全ての投資家を対象にした「株主通信」や、主に機関投資家を対象とした「マニュアルレポート」さらに経年の業績、財務データなどが載っている「ファクトブック」(Fact Bookという名称も絶妙・・・)そして“ザ・IR情報”のような「決算短信」に「有価証券報告書・四半期報告書」。
対象や情報の内容ごと分かりやすく分類しているのも素晴らしいですが、特に驚愕なのは各冊子の説明に「難易度:むずかしい←→やさしい」という指標がついていること。
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なんというユーザビリティの高さ!夢の魔法の王国はやっぱり違いますね(驚)!PDFで見られる各冊子も、ワクワク読める内容、デザインになっており、オリエンタルランドのIR情報はある意味で、投資家向け情報とファンクラブ向け情報がセットになったような感じです。
消費者と投資家の境目なく情報を発信するというのは先進的ですが、これからの主流になっていく気がします。

株価をRSS配信しているのはソニー。

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また、ブランディングの視点というか、「IRの本質」という意味で優れている企業を表彰したページもありました。

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日本IR協議会という組織で独自にIR優良企業賞というのを設けており、IRに優れている企業とどこが優れているのか?の説明があります。
ちなみに日本IR協議会によると、「IR優良企業」は株価や時価総額を高水準に保つ傾向があるそうです。

もちろん、IRは「投資家の投資判断材料としての情報」という役割がメインにありますから、消費者を含めた一般に広く情報を発信する“ザ・PR活動”とは説明の仕方、必要な情報の伝え方が異なる部分もあります。
例えば「値引き」というと、消費者にとっては「得をした、嬉しい」という情報ですが、投資家にとっては「売上は大丈夫?」という風に受け止めます。
ですから、IRにおいては値引きと言っても例えば「値引きが競合からシェアを奪い将来成長する為の必要である」など、足元の業績、将来の成長性とリスクが分かるように情報発信する必要があります。
とは言え、それらのことを考え合わせても投資家しかIR情報を手にしなかった時代に比べ、ネット上で誰でも簡単にIR情報にアクセスできる昨今においては、IR情報のあり方もどんどん変化して行くでしょう。
今後のIR担当者には「誰もが簡単にIR情報にアクセスできる」と言うことを意識して情報発信をすることが必要になると思います。

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