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インスタグラム動画広告の運用で参考にしたい4つのポイント

公開日:2015年12月3日

本記事は、企業のアニメーション動画制作をサポートするCrevo(クレボ)が運営する、動画制作・動画マーケティングのニュースメディア「VIDEO SQUARE」からの転載です。

「クリエイティブを愛する人たちが集う空間」が売りのインスタグラム。そのユーザー数は4億人を超え、2015年だけでも400以上のキャンペーンが展開されています。

インスタグラムが日本企業に対し、広告を全面解禁したのは2015年10月1日。それ以来、クリエイティブな空間を浸食するような広告が徐々に増えてきています。

Twitter 上では、「『出会い系』の広告ウゼええ」、「Instagram のダイエット広告はいったいなんなんだ」といったユーザーの声が散見されます。

BWRITE(東京・港区)が、2015年10月2日から10月8日までの7日間、日本のユーザーを対象に行った調査によれば、回答者の42.5%は、広告に対し「あまりよい気分はしなかった」と答えています。

米国でも同様の現象が起きています。調査会社の Survata によれば、1日平均で31分以上、インスタグラムを使用する「愛好家」の内、50%以上が広告の増加に不快感を示しているということ。

どうやら、多くの企業がインスタグラムという世界での広告の運用について摸索しているようです。今回は、どうすれば広告をユーザーに受け入れてもらえるのかについて考えてみたいと思います。

インスタグラム特性のおさらい

まずは、インスタグラムの特性を振り返ってみましょう。

このツールがマーケティングにおいて、なぜこうも重要視されるのか。それは実生活に、商品がどう溶け込むのかを優れたビジュアルや動画で表現できるからです。

確かに、インスタグラムへの投稿は簡単です。しかし無策で飛び込んで甘い汁をすえるほど、平坦な戦場ではないことも忘れてはいけません。

インスタグラムを上手に活用する4つの方法

その1:ファンを楽しませる

BarkBoxは、愛犬に毎月、おもちゃやおやつがサプライズで届けられるサービスを展開。売り上げの10%を動物愛護団体に寄付し、これまでに約800匹の子犬の命を救ってきました。

BarkBoxのフォロワーは毎月32,000人のペースで増加。BarkBoxの投稿には平均で15,000の「いいね!」と、約1,000のコメントが付きます。

その理由は徹底してファンを楽しませることにあります。

彼らはペットを紹介するサイトから、最も人気のある犬たちをインスタグラムのために起用しています。
愛犬家たちに、ネット上で人気の高い犬のユーモラスな姿を届ける。そのファンの視線に立って作られた投稿が、ファンの心をわしづかみにしているのです。

インスタグラムのユーザーは広告に対しても、クリエイティブな表現を求めます。以下の2作品は、ユーザーの要求に見事に応えた内容となっています。


その2:商売っけを排除する

ソーシャルネットワークで、商魂丸出しの投稿ほどうっとうしいものはありません。インスタグラムのユーザーは美的センスが高いとされており、そういった投稿は逆効果を招くだけです。

インスタグラムが Facebook の傘下にあるのは周知の事実です。Facebook は、プロモーション目的の投稿に対するオーガニックリーチの削減を発表しています。彼らが、「顧客を満足させる投稿」を優先的に表示させると明言している以上、これまでと同じ感覚で広告を打つことがいかに馬鹿げているか分かるでしょう。

その観点で見ると、アイスクリームショップ Ben & Jerry’s のインスタグラムのフィードはファンにとっては、まさに「ヨダレもの」。Ben & Jerry’s が行っているのは、アイスクリームの写真を毎日投稿。ではなく、ファンたちがアイスクリームを食べている写真をシェアしているのです。

顧客を製品より前に打ち出す。これが功を奏し、どの投稿にも約20,000の「いいね!」が付いています。

その3:コアバリューに娯楽性を持たせる

これだけソーシャルメディアが増えると、企業もどのツールを使用するか絞り込む必要が出てきます。自社の製品がビジュアル的に美しいものでなければ、インスタグラムを使わないという企業がいても不思議ではありません。

Rival IQ’s 社が行った調査によれば、マケーターの38%はインスタグラムを「マーケティングに不要」と答え、20%は「そう重要ではない」と回答しています。

ただし、彼らは間違っています。どんな企業であれ、マーケティング戦略にインスタグラムを組み込むべきです。一見、インスタグラムとは相性がいいとは思えない企業ですら、やり方によっては、ファンを獲得することができる。

それを証明しているのが General Electric 社です。

ご存知の通り General Electric 社は、エネルギー産業を基幹とした世界最大のコングロマリット。インスタグラムとは無縁のようですが、毎月、約2,000人のファンを獲得しています。

General Electric 社は、自分たちのコアバリューをインスタグラムの投稿に上手く落とし込んでいます。それに加えて、一見、真面目なトピックに娯楽性を持たせることでファンを魅了しているのです。

その4:ファンの思いをくみ取る

最後に、ご紹介するのは、Quest Nutrition 社。 低炭水化物ダイエットの指向者に支持される健康食品会社です。人気の秘訣は、彼らがハッシュタグに込めたメッセージ” #CheatClean”=「ずるして健康に」にあるのかもれしれません。

「できれば楽に健康になりたい」。そんなフォロワーの思いをくみ取った投稿が特徴的。毎月15,000人のペースでフォロワーが増えています。

まとめ

どんなコンセプトを持ったソーシャルメディアも、広告に門戸を解放した途端、ユーザーからのネガティブな批判にさらされてきました。

しかし、広告収入に頼らず巨大なプラットフォームの運営を期待する、というのはあまりに無邪気です。Facebook はインスタグラムを買収するために、10億ドルをつぎ込んでいます。広告収入で、それ以上の額を回収しようとするのは当然です。

しかし、インスタグラムは何よりもクリエイティブを重んずる空間。今の状況は、多くのユーザーにとって望ましい状況でないのは前述の通り。これはサービス運営者にとっても決して好ましいことではありません。

解決策はただ1つ。広告主もインスタグラムという「クリエイティブ」をルールとする土俵の上で、相撲をとる。それに尽きるのではないでしょうか。

written by VIDEO SQUARE編集部(赤坂祥彦)/ photo by Thinkstock / Getty Images

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