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役立つネットPRの成功事例がたくさん!第4回ネットPR事例セミナーレポート

公開日:2009年7月15日 | 最終更新日:2013年5月15日

2009年7月7日(火)、ベルサール八重洲にて第4回ネットPR事例セミナー
「ネットPRで実現したROI追求型のマーケティング戦略を紹介する『ネットPR事例セミナー』」を開催しました。今回はそのレポートをお送りします。
弊社が、開催しているPR事例セミナーも今回で第4回目。
今回は三井不動産レジデンシャル株式会社の末吉さまより基調講演をいただき、後半のパネルディスカッションでは三井不動産レジデンシャルさまに加えて日本電気株式会社(NEC)の朝火さま、ハウスウェルネスフーズ株式会社の丸山さまにご登壇いただき『ネットPR最前線~顧客接点の拡大を考える~』というテーマでお話を伺いました。

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平日の14時~16時半というお忙しい時間にも関わらず、会場は満席状態。約140名の広報・マーケティング担当の方にお越しいただきました。

【前半】:基調講演『三井不動産レジデンシャルのウェブ戦略』
~ネットで実現するユーザーとの長期的な信頼構築~
(三井不動産レジデンシャル株式会社 事業創造部事業室 末吉一敬氏)

三井不動産レジデンシャルさまは複数のサイトを運営し、CGMコンテンツの書籍化、TVCMとWebを連動させたプロモーションなど、Webを軸に最先端のツールを駆使した戦略を展開されています。
そのため、講演内容も少し難しいお話をされるのかな?と思っていましたが、末吉さまの講演は「コミュニケーションをする際に大切なこととは?」からはじまる、とてもシンプルで本質的なものでした。
Webの発展に伴い、新しいツールがどんどん登場している昨今。つい、ツール自体の新しさに目が行ってしまいますが、やはり、一見複雑に見える戦略も、すべては「コミュニケーション」という基本的な部分を押さえてこそ、効果的な戦略となりうるのだと非常に印象的でした。

コミュニケーションをする際に大切なことは以下の5つを明確にすること。
1.どこ(場)でコミュニケーションをするのか?
⇒Webが一番?すでにあるメディア?新規に自社サイトを構築する?
2.誰とコミュニケーションするのか?
⇒「対象」は顧客? 「顧客」の定義は?
3.なぜコミュニケーションをするのか?
⇒販売増? 広告宣伝費削減? 商品開発? ブランディング?
4.なにを伝えるのか? 何を伝えてもらうのか?
⇒お客さんがほしい情報とは何か?
⇒お客さんにとってどうでもいい情報とは何か?
5.いつ伝えるのか?
⇒待つか? 攻めるか?

また、企業が情報発信しようとする時、どうしても自社の言いたいこと、伝えたいことを発信しがちですが、末吉さまが一貫しておっしゃっていたことは、1.「お客様と長期的な関係を築くためには、お客様が求めている情報を提供すること。」2.「お客様が求めていない情報は出さないと。」の2点でした。
ただ、一口に「お客様」と言っても、人それぞれ求めている情報やアプローチは異なります。そこで三井不動産レジデンシャルさまは、「なるべく“そのお客様”が本当に求めている情報だけを提供する」ために、お客様をいくつかの段階に分類し、情報発信していると教えてくださいました。
セミナーではこの他にも、同社が運営している各サイトの目的や工夫、どのような仕掛けがあるか?といった具体的な話や、人力検索エンジン「はてな」と利用しCGMを利用した「イエはてな」の制作秘話なども細かくご説明くださいました。
講演の最後には、「シェアマインド(Share of mind)についても触れ、「その企業が何をしてきたか?何をしているのか?何を目指しているかを顧客と共有することは、ブランド醸成上きわめて大切であり、それは、BtoBにおいても、企業の社員や組織にとっても重要である」との言葉で締めくくり、基本的なことをしっかりと固めることこそが、ユーザーとの長期的な信頼構築に欠かせないということを再確認させられました。
続いて後半のパネルディスカッションでは、三井不動産レジデンシャルさまに加え、NECさま、ハウスウェルネスフーズさまをパネリストとしてお迎えし、弊社取締役社長神原をモデレーターにお話を伺いました。
【後半】:パネルディスカッション
テーマ:『ネットPR最前線~顧客接点の拡大を考える~』

パネラー:日本電気株式会社 CRM本部 宣伝部 IMC推進グループ 朝火英樹氏
三井不動産レジデンシャル株式会社 事業創造部 事業室 末吉一敬氏
ハウスウェルネスフーズ株式会社  マーケティング部 企画・広告宣伝グループ 丸山佳代氏
モデレーター:株式会社ニューズ・ツー・ユー 代表取締役社長 神原弥奈子
まず、モデレーターである弊社取締役社長神原から、ネットPRと最近の動向について簡単な説明をさせていただきました。
その後、BtoBマーケティングにWebを活用されているNECさまの事例や、商品に関するファンブログを運営し、ブロガーコミュニケーションに取り組まれているハウスウェルネスフーズさまの事例、7年に渡り長期的な視点でのWebプロモーションを展開されてきた三井不動産レジデンシャルさまの事例や、各社さまのモバイルへの考え方や取り組み、Webプロモーションの効果測定方法など詳しくお伺いしました。

特に印象的だった部分は・・・
■NECさま
・あるイベントを行ったときのこと。普通だったら「イベントの受付開始しました!」のニュースリリース1本を出して終わりにしてしまうところ、イベント前6本、事後報告1本の合計7本のリリースを出した。SEO的にも、被リンク数が増えるというメリットも考えられた。その結果、これらのリリースから150人以上の集客と、コンバージョンレート20%以上という効果があった。
・ニュースリリースを書くときには「ゴール(目的)は何か?」「誰に読んでもらいたいか?」をしっかり考え、その方たちが使う言葉、検索するワードを調べ、その言葉を使ってタイトルをつくるようにしている。ニュースリリースの後に誘導するページでも、「ゴール(目的)」と「対象者」を明確にし、その方たちの行動をストーリーで考え、設計、構築している。その結果、お問い合わせの数が7倍増えた。
・我々はニュースリリースをプロモーション部の管轄として位置づけている。お客さんには「ニュース」として届くので、コーポレートコミュニケーション部(既存マスメディア向けの部署)と情報共有はしているが、我々としては、メルマガで書く内容をニュースリリースの形態で書いている感覚あり、マーケティングの管轄として扱っている。
■ハウスウェルネスフーズさま
・弊社の商品のように、「C1000を買いに行こう!」と思って購入する商品ではなく、店頭で並んでいるものを見て決める商品に関しては、お客さまとの関係作り、人間でいうと商品とお客様が「お友達関係」になることが大切だと思っている。その関係づくりのツールとして、ブログを使っている。
・ブログコミュニケーションでは、テーマ設定が大切。商品を通してお客様と楽しくおしゃべりをする感覚でテーマを設定している。(例:「清涼飲料『C1000』を人間に例えるとどんな人?」など)
・効果測定に関しては、数字での測定も試行錯誤しているが、今は「量」よりも「質」を大切に考えている。ファンブロガーサイトへの登録数の「数」が多いか、少ないかより、ブログを書いている方が楽しんでくださっているか?アクセス数が減っていないか?ということも効果として大切に見ている。
・ニュースリリースは、メディアの方というより、エンドユーザーの方が見てくださっているというつもりで書いている。
■三井不動産レジデンシャルさま
・「花がきれいに咲いているところにはゴミは捨てられない」という言葉はネット上でもあてはまると思う。ユーザー参加型のCGMサイト(イエはてな)でも、「花がきれいに咲いている雰囲気」をつくるよう意識している。その結果、ネチケット違反の人がいるとユーザー同士で「こういうの良くないよね」と注意しあう雰囲気ができた。
・認知度のあるWebデザイナーやWeb制作者に制作を依頼し、彼らの名前を入れてニュースリリースを出す工夫をした。その結果、その名前のキーワードでの検索数、アクセス数が増えた。Web上で認知度のある人のネームバリューを借りるというのも方法のひとつ。

パネルディスカッションの後は別室に移動し、News2u リリースユーザー様を対象とした懇親会を開催しました。
会員企業さまを代表して株式会社ALBERTの山川さまより乾杯のご挨拶を頂戴し、途中には、会員様へのアンケート調査の報告や、今年度から新しくはじまる企画についてもお話させていただきました。ご参加くださった方皆様は、それぞれ業種は異なっても、マーケティング担当、広報担当ということで、ご交流、意見交換の場としてご歓談も盛り上がっているようでした。
ご多忙の中、ご来場ぐださった参加者のみなさま、貴重なお話をご披露いただきましたパネリストのみなさまへ、心よりお礼申し上げます。どうもありがとうございました。
今後も、みなさまのお役に立つ最新情報や事例をお届けしていく予定ですのでどうぞよろしくお願いいたします。
※事例セミナーの様子は、twitter速報をしていましたので詳細を知りたい方はこちらもご覧ください。
・ネットPR事例セミナー twitter レポート #netpr

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