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【フェアトレードカンパニー株式会社】キーメッセージは“あなたの買い物が世界を変える”

公開日:2006年12月16日

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たねもり・なおこ
1983年から15年間通信会社に勤務し、顧客対応、広報、販促支援などの業務に携わる。
1995年から、会社員の仕事の傍らボランティアとしてフェアトレードカンパニーのイベントや翻訳の仕事に関わり、99年1月よりフルタイム・スタッフとなる。
現在、広報・人事ディレクターとしてフェアトレードのPR、出版物の記事執筆、編集および人事を担当。

― はじめに「フェアトレード(公正貿易)」の定義を説明していただけますか
「途上国を支援するために、現地の原料や技術を活かした製品を公正な価格で輸入し販売することで、生産者に仕事の機会をつくって自立を後押ししようという運動です。一般の方は買い物を楽しみながら貧困の解消に協力できます。
他の商社やメーカーと違うのは、デザインや技術の支援、代金の半額前払い、継続的な発注の約束、さらに生産地の環境を害さないことを原則としている点ですね。

社会運動の側面を持つ事業なのでビジネスとは一見馴染まないようですが、当社はもともと環境保護と国際協力のNGO(Non-Governmental Organization:非政府組織)「グローバル・ヴィレッジ」として発足し、輸入・販売事業を法人化して生まれた会社です。
加盟しているIFAT(国際フェアトレード連盟: International Federation for Alternative Trade)のネットワークを通じて生産者パートナーを増やし、衣料品から雑貨まで幅広い商品を開発して事業を広げてきました。「貧困と環境問題の解消」という目的に向けて、グローバル・ヴィレッジは活動の啓蒙のための調査や情報発信、フェアトレードカンパニーは商品開発や販売と、車輪の両輪として活動しています。」

― そして開発されたブランドが「ピープル・ツリー」なんですね。フェアトレードの衣料品の販売は世界的にも珍しいとききますが。



「通販マガログ “ピープルツリー”」は、カタログと雑誌の役割を併せ持つPRツール。

「欧米ではフェアトレード商品の大半が食料品と手工芸品です。衣料品は商品開発力とマーケティング力がなければなかなか成功できませんが、欧米ではキリスト教系のNGOが会員向けに商品を販売するところから出発した団体が多く、あまり商品開発に力を入れてこなかったのです。
一方宗教的なバックグラウンドが希薄な日本でフェアトレードを広めるためには、魅力的なデザインと高い品質は不可欠です。当社は生産者と緊密なコミュニケーションを図り、日本の市場に受け入れられる商品の開発を進めてきました。現在、通販カタログと自由が丘の直営店で、衣料品から自然食品、アクセサリー、雑貨まで1,000点以上の商品を、アジア・アフリカ・南米20カ国から輸入・販売しています。

今は秋・冬物の販売と、クリスマスやバレンタインに向けてのPRの時期です。直営店では毎月テーマごとに商品を取り上げ、生産者のプロフィールや製品の背景をご紹介しています。また、海外から招いた生産者や現地を訪れたスタッフを囲んでフェアトレードについて学ぶ勉強会を毎月開催しています。」

― お店が情報発信基地でもある訳ですね。雑誌や新聞、テレビで紹介されていますが、マスメディア向けの広報活動ではどんなことをされていますか?
「注目してもらうきっかけ作りとして、「国際フェアトレード・デー」(注1)などのイベントを企画し、リリースを出しています。最近は当社の社長のミニ-・サフィアが注目されているようです。日本のフェアトレードの先駆者であり、キャリア女性であり、パワフルなスピーカーでもあります(笑)。彼女を前面に売り込むことで、朝日新聞の「be」やテレビ朝日の番組で取り上げていただきました。反響は大きく、お客様からのお問い合わせや他のメディアの取材申し込みが続いています。それに、お店に男性のお客様が増えました(笑)。当社の事業は賛同者に支えられてこそ成立するものですから、今後も様々な切り口でアプローチしていく予定です。」

― ありがとうございました。

注1:世界中のフェア・トレード組織やショップが共同で、ロビイ活動や消費者向けのPRを行うイベント。グローバル・ヴィレッジ/フェアトレードカンパニーは、1999年から日本での国際フェアトレード・デーの広報活動を行なっている。今年は5月17日に開催。

■フェアトレードカンパニー株式会社■
   URL http://www.peopletree.co.jp/

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