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【株式会社三共消毒】衛生意識の向上が広報ミッション

公開日:2006年12月16日

PHOTO    MEMO

きった・たけし
大学卒業後、印刷会社、広告代理店、住宅関連会社の販促部門を経て、2002年12月(株)三共消毒に入社。
3ヶ月間の現場研修の後、新設した広報室にて勤務。広報業務のみならず販促業務も担当。
東京都出身

― まずは広報室立ち上げの経緯から。大正時代の創業で、業界事情もだいぶ変遷しているでしょうね。
「創業当時は鉄道の成長期で、線路の枕木のシロアリ駆除が中心だったということです。木造建築が近代建築に変わるにつれて建築物の業務が増え、顧客層は企業法人やチェーン系の飲食店、一般住宅と拡大しました。バブル全盛の頃は依頼が殺到して受注しきれなかったと聞きます。日本の建築様式や生活文化の歴史を反映していたといえるでしょうね。一方で、業界全体は単なる「消毒業」というイメージが根強い。そこで、環境衛生を総合的に支援する企業として情報発信していくため、今年3月に広報室を立ち上げたのです。初めての試みです。」

― 確かに「駆除」や「消毒」と聞くと、床下や厨房に薬をまくような光景が浮かびますが。
「当社は基本的に薬剤散布を使わない方針です。例えば、ゴキブリを対象にした当社の「セフクリーン・システム」は、ベイト剤(毒餌剤)を食べさせて駆除します。事前調査から定期施工、さらに効果判定を「駆除率」としてクライアントに数値化して示します。『セフクリーン・システム』の管理目標値“ゴキブリ指数0.5以下”は、厚生省の外郭団体である(財)日本環境衛生センターのレポートによる“ゴキブリ指数1以下”という基準値よりもさらに厳しいものです。」

― そんな基準値があるとは初耳です。害虫駆除って身近なことなのに、あまり知られていませんよね。
「ネズミ、ゴキブリと聞くだけで気分が悪くなる方もいますからね(笑)。実は先日、広報活動の一環として導入事例を紹介したいと考えたのですが、お客様に断られてしまいました。「害虫がいる」こと自体がイメージダウンになります。特に食品メーカーや飲食店は、実名を出されることをタブー視する。しかし、こうした風潮には敢えて異を唱えたい。対処療法では衛生環境を保つことは出来ないし、我々の駆除作業も充分な効果をあげられません。害虫の実態や我々のノウハウを積極的に公開していき、社会全体の衛生意識を高めていただく。これは今後の業界の課題だと思います。」

― 具体的には?
「何年か停まっていたメディアへの情報発信を再開しました。ニューズ・ツー・ユーのオンライン広報サービスを利用するにあたり、社内システム「i-NET」で本社と各地の営業所に「リリースの素材の提供をよびかけました。全社に広報室の認知を図る意味からも定期的に素材の発掘を続けていく予定です。もう一つはウェブサイトの全面リニューアル。「害虫生態」と「Q&A」を新設し、害虫の生態や特徴、よくある質問と回答を公開しています。日頃から衛生問題に関心を持っていただくため、一部で「駆除業者に依頼する前にできること」という項目を設けました。デザインはより直感的に、文章は極力専門用語を排しています。私自身、異業種から転職していますので、お客様の視点は常に忘れません。サイトのコンテンツにとどまらず、広報活動全般に活かせたらと考えています。」

― 初リリースの直後、「朝日新聞」の社会面のコラムにとりあげられたとか。ちょっと異色なパブリシティですが、橘田さんの姿勢が届いたのかもしれませんね。今後の広報室の目標は?
「企業としての誠意や信頼性は広告では伝えられません。まだ検討段階なのですが、ウェブサイトでクレーム処理のケースを紹介できないかと考えています。サービス業である以上クレームは避けられませんが、事実は事実として公開する。「ウソをつかない会社」をPRしていきたいですね。また、当社は社長以下、役員全員が現場を重視し、優れた提案は積極的に受け入れる風土があります。厳しい時代だからこそ、広報は社内外に活力を循環させられる部署を目指したいですね。」

― ありがとうございました。
 ■株式会社三共消毒■
      URL http://www.sankyo-shodoku.co.jp/

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