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【エヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社】日本語にこだわる理由

公開日:2006年10月26日

 1997年3月に国産ポータルサイトとして誕生した「goo」は、国内のポータルサイトとしては草分け的存在である。
 NTTレゾナント株式会社は、2004年4月にNTT-XとNTT-BBの事業統合により営業を開始。ポータルサイト「goo」を運営する企業として注目を集めている。NTTの長きに渡る日本語処理技術や検索技術の研究開発成果を強みに、国産のロボット型検索エンジンを活用した各種検索サービスなど、日本人の利便性を第一に考えたコンテンツやサービスを展開。常に注目されるポータルサイト業界の中で、独自のメッセージを発信しつづけるNTTレゾナント「goo」広報担当の田畑氏を訪問した。
   
社 名
 
エヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社
設 立
  2003年 12月
代表者
  代表取締役社長 和才 博美
資本金
  200億円
従業員数
  約400人
事業内容
  コミュニケーション事業

・映像コミュニケーションサービス
・ビジネスアプリケーションサービス等

ポータル事業
・ポータルサイト 「goo」
・Eラーニング等

URL
  http://www.nttr.co.jp/
日本語にこだわる理由
 検索エンジンは、いまやインターネットユーザーにとって、なくてはならない存在となっています。検索窓にはありとあらゆるキーワードが投入され、検索を通じて「goo」は、みなさんの生活や行動に直結しています。
インターネットはユーザーも増えていますが、コンテンツも爆発的に増えており、その海を泳いでいくには、いまや検索サービスなくしては語れないといえます。
しかしウェブ検索サービスの普及はアメリカが先行し、英語をベースにした仕組みが世界的に一般化しました。一方で、ダブルバイト圏と呼ばれているアジアの中でもNTTをはじめ独自の検索エンジン開発に取り組んできたわけですが、日本語は特に複雑な言語体系なので、その難しさが際立っているといえます。日本語は、一つの言葉でも複数の意味や表記がありますよね。表記の場合、例えば「ひっこし」。「引越し」や「引っ越し」など、送り仮名のパターンは複数あります。また、検索する言葉は音声の記憶である場合も多く、それが固有名詞の場合は漢字の表記や、かな漢字変換の際の候補順位などによっても、求める検索結果にたどり着けない可能性があります。
 その結果として、検索キーワードの上位1000語では、8回に1回の割合でユーザーが求める検索結果にたどりつけなかった可能性があることが「goo」の調査で判明しています。検索エンジン開発に取り組んでいるのは、いまや国内ポータルサイトでNTTグループだけとなりましたが、「goo」では、日本のインターネットユーザーのみなさんのために、NTTグループが持つ日本語処理技術や検索技術をフル活用し、日本語をきちんと理解できる検索サービスとして更なる進歩を図っていきますし、そこが日本のユーザーのために「goo」がこだわり続けている部分でもあります。
 世界的に「検索サービス」という分野において米国勢のサービスの利用者が多いということは、我々も認識しています。けれど、ユーザーにとってなにが最も便利かを考えたときに、検索テクニックを使わなくても、求めている情報にたどり着ける日本人のためのサービス。さらに言うなれば、検索結果の「数」もさることながら、求める答えにより早くたどり着くことができる「質」の部分に我々はこだわっています。

 ユーザーが求める答えや、とろうとしている行動に役立つ情報をいかに的確に捉え、探し、結果として分かりやすく提示するか。これが検索サービスに求められていることだと考えます。図書館に例えると、もっともユーザーにとって理解力のある「図書館司書」でありたいですね。これが長きに渡って研究開発を続けているNTTの技術を背景にした「goo」のサービス力であり、ユーザーにとっての品質に関わる部分ではないでしょうか。

 検索以外にも「goo」では各サービスにおいて様々な工夫を行っています。ほんの一例ですが、地図サービスでは東京、大阪の地下鉄出口付近の映像を公開しています。特に日本人は公共交通機関を日常的に利用しますので、このあたりも国産ポータルならではのコンテンツづくりを意識しています。これらをはじめ「goo」では、70を超えるサービスを提供していて、サービスラインナップの点でも他ポータルと比べ遜色ない展開となっています。

 また「goo」には、ユーザーからは日々沢山のご意見が寄せられています。これらは他のポータルに増して各サービスの改善に幅広く取り入れていて、いただいたご意見はすべて各サービスプロデューサに届けられ、原則24時間以内にユーザーへ返信されます。言うなれば、ユーザーのみなさんのご意見が「goo」を日々育て、そして利便性の向上という形でユーザーのみなさんに還元されています。

国内企業でも有数のプレスリリース発信量を誇る、NTTレゾナント。年間200件以上のプレスリリース発信を実現している。
 全ての担当者がPR活動全般の経験を持ち、広告宣伝活動からニュースリリースの起稿といった報道対応活動まで、柔軟かつ幅広く対応しています。自立分散的かつ各スタッフが一元的な対応を行う体制で、日々寄せられるステークホルダーからの質問への対応など、質の高いコミュニケーションを心がけています。

 また、我々が担当する広報業務はマーケティング活動の一環として組織編成されていて、そこには「goo」のいわゆるマーケティングミックスの策定機能が集約されています。ですから、ニュース素材を情報収集しなければいけないという環境ではなく、むしろ集約された様々な情報の中から、戦略に照らして何をどのようにコミュニケーションを図っていくか、という検討に専念できる点が強みであり、私たちの組織の特徴であるといえます。広報はマーケティングミックスの一機能であるべきですし、例えばPRの世界でとかく語られがちなコミュニケ-ションの取り方というのはテクニックの一つに過ぎないと思っています。マーケティングという観点で広報活動を行っていくことは、「何をなしていくのか」を常に念頭に置きながら行動することであり、そういう環境を与えられていることはありがたいですね。

 勢い、広報はテクニックで語られがちなんですが、広報にとって最も大切なのは、トップを中心とした経営陣がステークホルダーに約束したことや、理想として掲げたことを実現させるための一機能としての役割にあると考えています。私と同じように広報を担当されている皆さんにとって、どのようにプレスリリースを書いたらよいか、という悩みはいつも付きまとう課題ではないかと思います。「中身をどう書けばいいか」という悩みがあると思うんですが、そんな場合はマーケティングという観点に立ち返ることをお奨めします。社会において、何らかのニーズや課題があるから製品やサービスが成立するわけで、そこにニュースが成立すると思うんですよね。
すなわち製品やサービスの生い立ちを語ることが、ニュースであり、リリースであり、消費者が求めている答えだと思うんです。
 マーケティングに則って考えれば、ニュース発信はその内容含め自然なサイクルです。湧き上がってきた情報を広報素材として動機付けするのが、当社の広報セクションで、世の中のトレンドや、ニーズにマッチするニュースとしてそれをプロデュースする場面において初めて我々広報担当者の腕の見せ所があるんじゃないか、そんな風に思っています。

 そういった観点から言うと、コミュニケーションの対象も、目の前のマスコミだけではなく自然あらゆるステークホルダーに目を向けることになりますし、それがCSRコミュニケーションの基礎であると思います。テクニックではなく、コミュニケーションを通じてどのように目標を実現していくか。経営と直結したコミュニケーション活動がこれまで以上に求められている時代であり、それこそが私たちが目指し実現しようとしている活動です。

社員の家族も大事な宝~子供たちが未来を考えるきっかけづくり「gooオープンハウス」~
 社員も大事。でもそれを支えている家族はもっと大事、という考え方から、当社では社員の家族を会社にご招待する「gooオープンハウス」という企画を実施しています。
社員の子どもをはじめとしたご家族の皆さんに、職場をはじめその業務を実際にご覧頂き、そして経営陣を始め社員一同がご家族に感謝の気持ちを伝えることで、「パパ・ママってこんなにがんばっているんだ」「みんなからこんなに感謝されているんだ」「パパみたいな仕事をしてみたい!」と子供たちに夢を与えることができたら最高ですね。働く姿が見えなくなっている現代で、昼間頑張って働く家族をみてもらうことは、ご家族の社員の仕事や会社に対する理解協力に加えて、子供達が未来の仕事について考えるきっかけづくりになればと考えています。一組一組ちゃんと対応したいので、公募で年間数組をご招待しており、社員がボランティアで運営しているのも特徴的です。
 こういった企業理念の実現に資する活動も私たちの役目で、今後もこういった活動をさらに様々な方々にお伝えし、「goo」への共感につなげることができればと考えています。
グループの連携を活かした、トータルサービスを目指す
 8月に事業運営体制の見直しがあり、NTTレゾナントはNTTコミュニケーションズのグループとなりました。これにより「ぷららネットワークス」「OCN」「goo」と、NTTグループのインターネット関連ビジネスが一元的に提供される体制になり、最近のネットレイティングス調査では、ユーザー数においてYahooに次ぐ規模ということで注目されています。ポータル業界で寡占化が進む中、今回のNTTグループの連携について、広告業界からも第二の選択肢として期待を寄せていただいています。

 今後はこの連携を活かしたサービスを提供していきますし、あらゆるステークホルダーのご期待に応えられるように、コミュニケーションを進化させていきたいと考えています。

 また、「goo」のウェブ検索では企業名で検索した場合、約1万社の企業について該当するプレスリリースがある場合は検索結果ページ右枠内で紹介しています。こちらのNews2uさんで配信しているプレスリリースも紹介されていますので、みなさん是非使ってみてください。

ご担当者様プロフィール
田畑 好崇氏
PHOTO

エヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社
ポータル事業本部 goo広報 主査

1994年NTT入社。97年、NTTマルチメディアビジネス開発部広報に着任以来、一貫してNTTグループのネットビジネスの広報を担当。99年、NTT-ME広報、2002年よりNTT-Xの広報を担当。事業を継続したNTTレゾナントにおいても、引き続き「goo」広報を担当。

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