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【ウルシステムズ株式会社】旬のテーマを仕入れて、編集部に積極的にアプローチ

公開日:2006年3月30日

 ウルシステムズは、2006年2月21日、ジャスダック市場に新規上場した。ITは企業活動にとって不可欠なものになっているが、ITを導入するだけで事業の成長に結びつくわけではない。同社は、戦略的IT投資領域に特化した業務システムのコンサルティング及びソフトウェアの開発・販売事業を手がけ、戦略、業務、ITが一体となったソリューションを提供している。業務とITのギャップを埋め、顧客のビジネスの成功を支援するという、独自のポジションを築いており、それは、市場の評価にも現れる結果となった。

 同社の事業は、コンサルティングと、ソフトウェア開発の2本の柱から成る。この2本の柱の基盤であり、独自の知的資産となっているのは「UMLaut(ウムラウト)」。これは、同社が創業以来個々のプロジェクトで培ったノウハウ・ツール・方法論などを総合的に体系化したもので、コンサルティング事業のほか、ソフトウェアの研究開発や人材育成などで活用し蓄積し続けている。
 上場後、ウルシステムズでは業界での独自のポジションをさらに強固にするとともに、アピールする対象を拡大して知名度を向上させることも目標に掲げており、広報の役割が重要になる。2004年に同社の広報室を立ち上げ、広報活動を行ってきた三浦おりえ氏にお話をうかがった。

 取材に先立ち、上場を機に三浦氏の企画・ディレクションにより制作された会社紹介ビデオを拝見した。創業のきっかけ、創業時の誓い、仕事をする上で大切にしていることなどを社長自身が語る主パートに加え、今後は入社希望者向け・ユーザ企業向けにそれぞれアレンジしたメッセージを組み合わせてセミナー等で活用していくということだ。

  
社名
 
ウルシステムズ株式会社
創 立
  2000年7月
代表者
  代表取締役社長 漆原 茂
資本金
  7億9,419万円(2006年3月31日現在)
従業員数
  113名(2006年3月31日現在)
事業内容
  戦略的IT投資領域に特化したコンサルティング、およびソフトウェアの開発・販売
URL
  http://www.ulsystems.co.jp/
旬のテーマを仕入れて、編集部に積極的にアプローチ
 三浦さんは、社長直属の広報室で、メディア対応や社内報制作など社外向け・社内向けの広報業務のほか、会社案内・製品カタログやノベルティ制作・ユーザ企業向けセミナー運営などのマーコム業務を一人でこなす。2004年に三浦さんが入社すると同時に広報室が設置され、広報関連の業務を一つ一つ積み上げてきた。
 ウルシステムズと言えば、コンピュータ関連雑誌・オンラインメディアなどで、新技術や注目の最新テーマに関する寄稿記事を目にすることが多く、”業界をリードする技術とノウハウを持つ先進的な会社”という印象が強い。
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ウルシステムズのコンサルタントがメディアに寄稿したレポートを自社のウェブサイト「技術トピックス」で紹介。

 「個人の業績やノウハウを世の中に残せるという意味でも、また業界への貢献という意味でも寄稿に対する社員のモチベーションは非常に高いです。社内では、「UMLaut(ウムラウト)」のノウハウ共有の他にも、勉強会が頻繁に開催されて、常に新しい動向や技術に貪欲です。私も、今何が注目されているのか、何か書きたいテーマはないか…社内のヒアリングを積極的に行っています。一方では、どの媒体が、どの記者が、何に興味を持っているのかに注意を払いながら、各編集部に定期的におじゃまして、状況をおうかがいしたり、記者の方々の興味や関心を掘り起こすことで、執筆のご提案をしています。」と三浦さん。

 ユーザ企業やパートナー企業の評価を耳にした編集部から、この内容はぜひウルシステムズに書いてほしい、と寄稿依頼されることも多い。また、ある媒体に寄稿した記事がきっかけで、また別の媒体から声がかかる…ということもある。しかし、それだけでなく、三浦さんのこうした積極的なアプローチが、ウルシステムズの露出を増やし、業界をリードする先進企業というイメージの醸成につながってきているようだ。
 「当社の執筆メンバーは皆、本業のプロジェクトを抱えながら、忙しい中でも、執筆活動にエネルギーを費やしています。当社には、執筆できるメンバーは多数おりますが、最初からスムーズに執筆できる人ばかりではありません。そういう場合は、先輩が後輩を指導しながら…というケースもあります。」(三浦さん)

企業理念を形にして、社員全員が持つ“ULカード”
 ウルシステムズの社員は全員、コーポレートカラーである淡い爽やかなグリーンのカードを持っている。上場を機に、三浦さんが提案して製作したもので、そこには、「Innovation&Navigation」という企業理念をアイコン化したものが印刷されている。
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社内ブランディングのためのツール、 “UL(ウル)カード”

「通称 “UL(ウル)カード”と呼んでいます。社員の約8割は、会社を離れてお客様のところに常駐しています。どこにいても、ウルシステムズの社員として”お客様のビジネスの成功のために仕事をしているのだ”ということを忘れないようにという意図で企画しました。社員全員が、社員証といっしょにホルダーに入れて、ロゴ入りのオリジナルネックストラップとともに携帯してくれています。」(三浦さん)
ウルシステムズが大切にしている価値観を社員の一人ひとりに浸透させることは、企業の成長を加速させるために欠かせない。三浦さんは、それぞれ地理的に離れた場所でも、一人ひとりがウルシステムズの社員であることを忘れず誇りをもって仕事ができるよう、ER(社内広報)活動にも注力している。”UL(ウル)カード”は、その1つの形である。

 三浦さんが担当するもう1つのER活動として、『UL Cafe(ウル・カフェ)』というWeb版社内報(イントラネット)がある。
「”癒しの場”ですね。コミュニケーションを促進することを目的としていて、あえて仕事の話題は掲載していません。仕事に関するコミュニケーション、情報共有は『UMLaut(ウムラウト)』がありますし、事業に関する社長からのメッセージなどは、定例で開催される全員参加の『Coffee Meeting』という別の機会がありますから。社員全員が書き込める掲示板や、イベントレポートやクラブ活動などを写真入りで楽しく紹介しています。」(三浦さん)

 三浦さんの今後の課題は、CIO(Chief Information Officer/情報戦略統括役員)および経営者の方々に対する知名度の向上や事業内容の理解促進を目的とした活動を強化することだという。
 「専門媒体でのアピールは、少しずつですが実現できてきているように思います。今後は、一般メディアでも知名度を上げることが目標です。たとえば、上場時には経済紙や一般紙に当社の事業内容を紹介する記事が複数掲載されましたが、今後は、継続的に露出できるようにしたいですね。派手ではなくても、”最先端の技術と独自の知的資産と実行力をベースに、面白いことをやっている会社”であることを、着実に堅実にアピールしていきたいです。」(三浦さん)
 すでに、IR部門と共同で、投資家向けのPR誌の企画を進めている他、さまざまな計画を構想中とのことで、今後の活躍が期待される。

ご担当者様プロフィール
三浦 おりえ 氏
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ウルシステムズ株式会社
広報室

国立大学大学院を卒業後、大手人材総合企業に入社し主にマーケティング業務を担当。独自媒体の立ち上げやセミナー企画、各種広告企画などに携わる。その後、2004年にウルシステムズ株式会社に広報担当として入社。社内外への広報活動の他、カタログ制作、ホームページ運営や顧客向けセミナー運営等の業務も担当。「いつも笑顔で楽しんで」取り組むことがモットー。

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