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【サイボウズ株式会社】事業の転換期をプラスに利用して、新たなコーポレートストーリーの浸透を目指す

公開日:2005年4月28日

 サイボウズの主力製品として、創業以来提供している「サイボウズ Office シリーズ」は、社内の情報共有やコミュニケーションの効率化をはかり、協調作業を支援するグループウェアソフト。既に国内20,000社を超える導入実績があり、海外大手ベンダーのIBM、マイクロソフトに互し、シェアは第2位。

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 創業は1997年。愛媛県松山市の2DKのマンションの一室からスタートした。3人の創業メンバーの1人だった青野社長は当時26歳。最初の製品「サイボウズ Office 1」は、機能的にも今よりずっとシンプルなものだったということだが、Webブラウザがあればどのパソコンからでも利用できる方式を採用し、導入のしやすさと利便性が市場に受け入れられた。
 また、製品の販売はすべてホームページからダウンロードしてもらうという方法にし、製品パッケージなどの製作コストを削減して、流通経路を簡素化することで、低価格化を実現。企業向けソフトとしては前例のないアプローチだったが、シンプルで導入しやすい製品特性とマッチして、販売を伸ばし続け、2000年8月マザーズ、2002年3月に東証2部上場。当時としては設立後最短の2部上場企業として注目を浴びた。

 ユニークな社名の「サイボウズ」は、「電脳」を意味する「Cyber」と、親しみを込めて「子供」を呼ぶ「坊主(bozu)」の造語。創業者の旺盛なチャレンジャー精神が感じられる。
 創業から約8年。インターネットを中心としてサイバー社会の成熟とともに元気に成長してきたサイボウズは、第2の創業期を迎えている。今年4月からは青野氏が社長に昇格し、社内組織も一新し、新たなチャレンジがスタートした。
 「新社長の下での新しい事業戦略を積極的に紹介し、新たなコーポレートストーリーを浸透させていきたい」という、経営管理本部 広報IRグループ笠谷 清美さんにお話をうかがった。

  
社 名
 
サイボウズ株式会社
設 立
  1997 年8月8日
代 表 者
  代表取締役社長 青野 慶久
資 本 金
  4億2,400万円
従 業 員 数
  138名 (役員、派遣社員、子会社含む 2005年1月末)
事 業 内 容
 
インターネット / イントラネット用ソフトウェアの開発、販売

URL
  http://cybozu.co.jp/
事業の転換期をプラスに利用して、新たなコーポレートストーリーの浸透を目指す
 現在、サイボウズの製品ラインは、フラッグシップ製品の「サイボウズ Office」、大規模ユーザ数もカバーする「サイボウズ ガルーン」、そして、グループウェア以外に、社内のナレッジを共有する「サイボウズ デヂエ」、ASP型企業間グループウェア「サイボウズ コラボレックス」、グループメールシステム「サイボウズ メールワイズ」などが加わり、企業の情報共有インフラを幅広くカバーするようになった。

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「サイボウズ デヂエ」(オンラインデモ)

 「サイボウズ ガルーン」を発売した2002年頃から、直販だけでなく、販売代理店経由での提供を本格化しました。そして、これからは、ソフトウェアの開発・販売だけでなく、より付加価値の高いサービス提供を目指していこうとしています。2月に、事業部制から、クロスセールスを展開しやすい組織(職能性)に変更したり、4月には、代表が交代したりと、今年はいろいろな意味で大きな転換期に当ります。新社長の下に展開される新しい事業戦略を、積極的に紹介し、サイボウズの『新たなコーポレートストーリー』を浸透させていきたいと考えています。」(笠谷さん)

 笠谷さんが担当するのは、プレスリリース、記者発表会、取材対応などのメディア対応、決算説明会や投資家対応のIR活動、社外からのフィードバック、社内ブログの管理などの社員向けPR、そして、会社案内、企業ホームページの制作までと幅広いが、新組織での効果的な広報体制の確立をめざしている。

「社内体制変更で、マーコム部隊が新しくできたので、製品PRはそちらに移管されました。その分、企業PRやIR活動をもっと強化したいと考えています。」(笠谷さん)

青野社長は、『今期の経営戦略実施のために、M&Aやアライアンスによる事業のスピード化は必至』と公言している。今まで以上に広報・IRの活躍のチャンスが増えそうだ。

「広報活動の目的は、各ステークホルダーとの良好な関係を構築することだと考えています。経営トップの方針や企業理念を把握し、社内外に対して発信すべき情報を的確に理解することを目指しています。今期は、投資家のニーズを分析して、効果的なコミュニケーションを実施し、企業価値の向上に貢献していきたいです。」(笠谷さん)

ブログを活用した広報活動、国際展開など、さらに幅を広げていきたい
 
 サイボウズは、1998年から英語版を開発するなど、当初から世界市場をターゲットにしていた。そして、今年1月に出荷開始した「サイボウズShare360」という製品の最新バージョンでは、従来は、英語のみだったところを中国語、タイ語、インドネシア語、欧州各国言語など10言語で操作できる製品となった。

 「インターネット販売からスタートした製品だったので、米国以外からのニーズも高いことが早くから見えていたのです。今回の発表では、初めてニュースワイヤーサービスを使って、45カ国12言語で同時配信し、外国人記者クラブでの資料配布も行いました。今回は、実際の掲載記事のチェックまでは行っていませんが、今後は、インターナショナルPRについても、良いソリューションを模索していきます。」(笠谷さん)

 「独自の切り口で、働く人々が本当に便利で、本当に喜んで頂ける製品サービスを次々とご提案さしあげたい」をモットーとするサイボウズは、最近ビジネスポータルサイト「サイボウズNET」を公開した。従来は製品のサービスオプションとしてユーザーだけに提供されていたもの。ニュース、天気から、路線案内、地図検索、ヘルスケアからお買い物まで、ビジネスマンに必要な充実した情報ポータルになりつつあるが、ここには、社長ブログもある。タイトルは「サイボウズ青野の3日ボウズ日記」とあくまでサイボウズらしい。

 「ブログを広報に活用していくことに注目しています。情報公開までのスピードという点や、双方向性、RSS(※)配信もできますし…。ステークホルダーへの情報発信のあり方を考える中で、今後有効に使えるのではないかと期待しています。」(笠谷さん)

 新社長は33歳、社員平均年齢も30.7歳と非常に若く、元気溢れるサイボウズ。「製品も使いやすいことが特長でもあり、『親しみやすさ』がブランドの基本で、広報活動もわかりやすさを主眼にやってきました」(笠谷さん)ということだが、今期は、「親しみやすさは維持しつつも技術指向を前面に出し、堅実なイメージを…」というのが新社長の意向ということで、会社紹介などのツールのリニューアルに取り組んでいるという。

創業以来のサイボウズらしさと、新しいサイボウズのバランスの中で、積極的な広報・IR活動に期待したい。

サイボウズNET
http://cybozu.net/
今日の天気、ニュース、占い。路線案内、地図検索、企業情報など「外出ツール」。金融情報、レンタル会社や配送業者情報、ヘルスケアからお買い物まで、ビジネスマンに必要な充実した情報ポータルになりつつある。Webのブックマークが膨大になって困っている人は、是非一度訪れてみてはどうだろうか。

社長ブログ『サイボウズ青野の3日ボウズ日記』
http://blog.cybozu.net/aono/

ブログ(ウェブログ)について
RSS(Rich Site Summary)について
※出典:IT用語辞典 e-Words

ご担当者様プロフィール
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笠谷 清美 氏

サイボウズ株式会社
経営管理本部 広報IRグループ
上智大学卒業後、PR会社にて消費財系企業のPR営業および情報システムを担当。2001年サイボウズに入社。マーケティング部広告宣伝、営業部セールスデスクを経て、サイボウズインフォメーションセンターの立ち上げに携わり、Eメール、電話、ショールームでの顧客対応業務を担当。2003年2月より広報IRグループ。以降、企業広報、製品広報、IR、社内広報を担当。報道資料、IR資料、コーポレートWeb、会社案内などの作成、メディア・投資家とのコミュニケーション活動等を担当。

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