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【エム・ティー・ヴィー・ジャパン株式会社】リーチを延ばすには、波及力のあるメディアへの露出が効果的

公開日:2004年6月17日

 MTVジャパンは、世界166カ国に42チャンネルを有し、4億世帯以上をネットするMTVネットワークスの一員として、2001年、日本で24時間音楽エンターテインメント専門チャンネルを開始した。開局以降順調に視聴世帯を伸ばし、今年5月には500万を突破。洋楽 / 邦楽、インディーズ / メジャーという区別をせず、「視聴者が聴きたい・見たい」音楽をセレクトして放送。グローバルなネットワークを活かして、世界のトップアーティスト情報をいち早く伝え、海外の人気番組の提供にとどまらず、日本独自のコンテンツ提供にも注力している。

 また、音楽だけでなく、ファッションや映画なども広くカバーし、「若者のカルチャーをリードする」ことを目指し、インターネット(MTVJAPAN.COM)、携帯公式サイト(MTV Mobile)、フリーペーパーなどにメディアを拡大。これらに連動した番組作りや会員・視聴者を招待するライブイベントなど、360度さまざまな方向に活動を展開する「MTV360°フィロソフィー」の実現に重要な役割を担う、広報部長の片岡さんにお話をうかがった。

  
社 名
 
エム・ティー・ヴィー・ジャパン株式会社
設 立
  1992年4月21日
代 表 者
  代表取締役社長 兼 CEO 笹本 裕
資 本 金
  34億円
従 業 員 数
  139名(2004年4月1日現在)
事 業 内 容
 
通信衛星による放送事業、放送番組の制作・販売、インターネットおよび携帯電話向けコンテンツの制作・販売、出版物の発行・販売、文化事業など
U R L
  http://www.mtvjapan.com/
リーチを延ばすには、波及力のあるメディアへの露出が効果的
  CS放送は、衛星を介したデジタル放送やケーブルだけでなく、ADSLや光ファイバーによるブロードバンド回線など、その伝送経路が多様化していること、そして、特定の視聴層に絞り込んだコンテンツを提供していることから、広告主からの評価も高まっている。

「弊社の収益は、視聴料収入とスポンサー収入、そして事業収入から成ります。広報部は、番組やイベントのPRを通じて視聴者・会員にMTVブランドを支持してもらい視聴及び加入促進を行うこと。そして、もうひとつ、MTVのブランド力を活かして、スポンサー企業のメリットをどう引き出していくかという課題に、マーケティング部やイベント部の動きに密に絡みながら、取り組んでいます。」と片岡さん。

PRのターゲットは、視聴者や会員になる若者層と、トレード関係者。プレスリリースは、2日に1回という時期もあるというほど件数は多く、配信先は、内容により異なるもののスポーツ紙、ガイド誌、地上波TVなど600件にも及ぶ。

「音楽だけでなく、映画やファッションなどにカバー領域が広がると、対象となる媒体も増えましたが、特にエコー(反響)効果のある媒体に注目しています。具体的にはスポーツ紙ですね。アーティスト関連の情報などがセンセーショナルにうまく掲載されれば、それが翌日、テレビの情報番組やWEB NEWS などでとり上げられ話題になり、シナジー効果が期待できます。業界関係者がよく購読することもあり、スポーツ紙は、リード役を果たしてくれることが多いです。」(片岡さん)

グローバルなネットワークを持つMTVは、世界の最新情報をいち早く伝えることが期待される。高い頻度で発行されるプレスリリースは、日本独自のものに加え、海外ニュースも多く含まれる。日本人アーティストが海外イベントに参加したり、アワードを受賞したりすれば、日本のメディアの注目度も高まるからだ。

「海外のMTVが発行するプレスリリースとのバッティングなど、リリーススケジュールの調整に苦労することが多いです。そういう場合は、日本のメディアの方々にとってどうしたら一番良いかを最優先に考えて調整、決定しています。」(片岡さん)

最近は、報道関係者限定のWebサイトもオープンした。プレス用資料として使用許諾のあるアーティストの写真などは従来、メールに添付して配信していたが、今では各メディアの好みやニーズに応じてダウンロードして利用してもらえるようになったという。

360°展開を目指しながら、フォーカスを絞る
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「MTV THE SUPER DRY LIVE 2004」におけるMary J.Blige
 

 MTVとアサヒビールとのジョイントライブイベントである「MTV THE SUPER DRY LIVE」は今年で3回を数え、5月22日、約1万人の参加のもと盛況のうちに終了した。これは、事前に、実現させたい「あなたの“夢”のライブ」を公募し実施するもので、浜崎あゆみ、GOOD CHARLOTTE、Mary J. Blige、m-flo loves Who?、MISSY ELLIOTTが出演した。このような夢の共演を実現できるのは、グローバルネットワークを持ち、アーティストと良いリレーションを築いているMTVならではであり、これこそが、スポンサーにも誇れるMTVのブランド力だろう。そして、今、MTVは、放送を超えたブランド力強化に、ワールドワイドで取り組んでいる。

「MTVのコンテンツ力、クリエイティブの力を、放送以外のさまざまな方向に展開していこうというのが、世界的なMTVの戦略です。イベント、インターネット、モバイル、フリーペーパーなど、プラットフォームを拡大してマルチ展開することで、いかにシナジー効果を上げられるか。「多チャンネル化」「インタラクティブ」「グローバル化」という3つのキーワードを同時に実現させ、クロスプロモーションを行っていくことでMTVをさらに強化していくことが課題です。」(片岡さん)

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マーコム会議(マニラ)
会議に出席したアジア各国からの参加者。
 

お話をうかがう数日前、片岡さんはマニラで開催されたカンファレンスに出席してきたばかり。毎年1回、日本およびアジア各国のMTVのマーケティング・コミュニケーション担当者が集まり、情報交換する。ここでの話題も「360°のクロスプロモーション」。携帯先進国の日本でのモバイル展開については、各国から質問が集中したという。

 
「現在は、着メロのMTV Soundsと放送コンテンツを組み合わせて、どうプロモーションしていくかに取り組んでいます。番組と24時間連動し、オンエア中の楽曲を着信メロディとしてダウンロードできるサービスなどがすでに始まっています。360°と言っても、一度にすべてをスタートすることはできませんから、まず、今、何にフォーカスして、何をするべきかを見極めて、リソースを集中させることが必要だと考えています。その結果、360°になっていくのだと思っています。」(片岡さん)

先に、MTVジャパンの360°戦略にはPRの強化が重要との認識から広報部長に、片岡さんが抜擢された。民放テレビ局の記者と広報、そして、ユーザというよりもファンに近いアップルコンピュータのカスタマーコミュニケーションを通しての経験と実績が、360°の多方面に生かされることだろう。

片岡 英彦 氏プロフィール
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エム・ティー・ヴィー・ジャパン株式会社
マーケティング本部 広報部 部長

1994年 京都大学卒業、日本テレビ放送網株式会社入社。報道記者として阪神大震災、オウム事件報道に携わった後、広報局にて「電波少年」「劇空間プロ野球」などの広報、番組宣伝を担当する。

2001年 アップルコンピュータ株式会社 カスタマーコミュニケーション課長。Web、メール、コールセンターを通じて iPod、ibookなどのアップル製品に関する顧客向けサポート情報の提供、危機管理、コミュニケーション業務全般を担当。

2004年1月より現職。1970年生まれ33歳。

「とても”個性的”な3つの企業で、広い意味でのコミュニケーション業務を凝縮して経験させて頂いています。常に手探りの状態ですが、最高の上司や仲間との出会いに助けられています。どんなに長生きしても、せいぜいあと50年。やりたいことは今のうちに全部やらせてもらおうと思います。」

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