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【ピー・エー・ジー・インポート株式会社】グローバルなPR体制でブランドの強みを発揮

公開日:2003年6月19日 | 最終更新日:2013年5月21日

高級車のブランドとして知られるジャガー。2003年4月には9年ぶりにフルモデルチェンジしたニュージャガーXJを国内発表し、各マスコミ媒体を賑わせた。そもそもジャガーというブランドをどのようにして広報しているのか。
ジャガージャパンの広報室室長である左近充ひとみ氏に話を伺った。

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グローバルなPR体制でブランドの強みを発揮

2003年4月に東京・帝国ホテルで行われたニュージャガーXJの発表会。400名もの記者が詰め掛け、大量の好意的な露出につながった。全国紙やテレビ番組、ライフスタイル誌、自動車専門誌など、それぞれの媒体が知りたい情報はさまざまだ。そこで、いつ、どのタイミングでどういう情報を開示し、どういう媒体に取り上げてもらうか、綿密な広報戦略を立てて実行していく。
「XJに関しては奇をてらわず、あくまで王道のPRを心がけています」(左近充氏)。
ジャガーの全社的な方針として、”Let car speak itself”(車に語らせる)というキーワードがある。つまり、モータージャーナリストや記者たちに実際に試乗してもらうことで、乗り心地の良さを理解させるわけだ。広報担当者はあくまで情報を補足するスタンスを取る。

World Business Satteliteのインタビューを受けるD. Blume代表

World Business Satteliteのインタビューを受けるD. Blume代表

「先端技術」「温かさ」「伝統」などのメッセージを常に意識して情報発信している。
新車種は世界各国で次々と発表するわけだが、ジャガー本社のPRチームが各国の状況を把握。
各国の広報担当者は本社のPRチームとメールや電話などで連絡を取り合い、それぞれの地域性を考慮した上でPRプランを調整するのだ。そうして、ジャガーという共通したブランドを世界各国で広めていく。
また、本国のジャガーカーズ社のサイトではメディア用の専門ページを設け、個別にIDとパスワードを発行して、プレスキットや広報ツール、過去の記事を提供するなど、インターネットを活用した情報提供にも積極的だ。

トップとのリレーションのベースは「広報は戦略の中枢」という共通認識

ジャガーのトップは広報に深い理解があるという。その影響力の大きさをよく知っているのだろう。ブランド戦略、IRも含め、スピーカーはトップ自らが務める。
日本でも広報担当者の判断で、トップに対するマスコミのインタビューなどをスケジュール調整だけで自由にセッティングできることになっている。
ジャガーの国内販売台数は2001年に前年比27%増の3,651台、昨年は41%増の5,158台とめざましい伸びを呈した。その背景に広報活動の充実が大きな役割を果たしたことは間違いない。
「ジャガーの場合はブランドが非常に強固ではっきりしているため、情報発信者と受信者の間のギャップが少ない。だからこそブランドを傷つけないという点には細心の注意を払っています」

左近充 ひとみ氏プロフィール

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広報室 室長
1960年 北海道生まれ。ロータリー財団国際奨学生として渡米、北テキサス州立大学(University of North Texas)にてジャーナリズムを専攻。同校卒業後、PR代理店、米国系広告代理店、コンサルティング会社を経て、2001年5月より現職。
ジャガー製品ならびにブランド/企業PR全般における各種広報戦略立案・実施・報告の任を負う。

ノンフィクション・ライター:玉木 剛

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