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【株式会社ロック・フィールド】企業の長期的なブランド戦略の視点で、露出度よりも露出内容を第一に

公開日:2003年4月17日 | 最終更新日:2013年5月14日

デパ地下ブームの火付け役となった、株式会社ロック・フィールド。そうざいの製造・販売を行っており、百貨店・駅ビルインショップを展開とした「RF1(アール・エフ・ワン)」、「神戸コロッケ」「三日坊主」「融合」「そうざいや 地球健康家族」など、出店数は全国で合計280店に及ぶ。今回は同社社長室広報担当の青木葉子氏に広報戦略を伺った。

企業の長期的なブランド戦略の視点で、露出度よりも露出内容を第一に

ロック・フィールドはそうざいという食品を扱うため、「健康」「安全」「安心」といった企業イメージを非常に重視している。そのイメージを正確に伝えるのが広報で最も重視するポイントだ。商品設計においても、店舗のデザインや商品、リーフレットなどそのコンセプトを反映させている。たとえば、商品のそうざいも「物」ではなく「食材」であるため、店舗に並べる前に何度も確認する。
そうした細かな配慮の積み重ねにより、店にはいつも多くの行列ができており、その話題を聞きつけたマスコミ側から取材依頼がたくさん来る。「幸いなことに、マスコミには自社から積極的にアプローチしなくとも、取材依頼は月平均で30件程度あります。」

その際には必ず企画書を提出してもらったうえで、上記のコンセプトを表現できる企画を中心に取材協力をさせていただいています」(青木さん)。媒体を慎重に選定し、食べ物を粗末に扱う企画などへの協力は極力避けている。
マスコミの取材には必ず広報担当の青木氏が同席し、どういう角度で写真(カメラ)撮影するかなども確認し、不安がある場合にはポジの貸し出しを行う。「有機」「減農薬」などの流行言葉が強調され過ぎないよう、言葉遣い一つにも細心の注意を払う。このようにして、効果的なマスコミへの露出が可能となるわけだ。

株式会社ロック・フィールド

「そうざいは情報産業」とは同社トップの弁。イントラネットはもちろん、本社のある神戸、静岡の工場、そして東京の3地点を結んだテレビ会議システムの導入で社内のコミュニケーションの円滑化を図っている。順調に見える同社だが、広報上の課題などはあるのだろうか?

「当社の商品は入れ替わりが激しいんですね。(笑)ですから、注力している商品だけをプレスリリースで広報します。出すタイミングによっては他社に漏れてしまう恐れもあり、早めに仕掛ける情報公開はなかなかできません」

今後、マスコミの露出度合を広告換算する予定だが、あくまで目安にするだけでこだわり過ぎない。広告換算の数値と店頭での反響は必ずしも一致しないからだ。マスコミの露出による売上の増加よりむしろ、店舗スタッフのモチベーションアップが重要だという。

「一番最初にお客様に接するのは店舗のスタッフ。その人たちのモチベーションを報道などでどう高めるか。それから、スタッフがきちんと会社の理念を理解した上で、商品を説明できるかどうか。それが一番の広報だと思います」

広報でスタッフのモチベーションを高めたい

青木葉子氏プロフィール

青木葉子氏

東京都出身。実践女子短期大学卒業後、レコード会社の制作宣伝、劇場の立ち上げや演目PR等の制作宣伝・広報業務に携わる。外資系広告代理店を経て、2000年7月に株式会社ロック・フィールドに入社。同社の東京オフィスで、主にマスコミからの取材窓口及び取材調整を中心とした広報業務全般を担当している。

■ノンフィクション・ライター:玉木 剛

 

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