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【日本オラクル株式会社】最新情報が広報へ集まる仕組み作り

公開日:2003年4月3日 | 最終更新日:2013年5月21日

情報システムの核となるデータベース管理システム業界のリーディング・カンパニーとして知られる日本オラクル。1996年には、ホームページ上にプレスルームを開設するなど、他社に先駆けてITを活用した広報にも取り組んできた。最近では、大きく話題を呼んだ社員犬「ハイディ」の退任式など、ユニークな広報活動を進めている。

その舞台裏について迫るべく、コーポレート・コミュニケーションズ・グループの広報担当シニアマネジャー 玉川岳郎氏に話を伺った。

oracle

最新情報が広報へ集まる仕組み作り

日本オラクルが1か月で配信するプレスリリースの配信数は平均して10~15件にも及ぶ。リリース案は毎月、各部署とのミーティングやメールで広報担当者(4名)に集まる仕組みを作り上げている。
集められた情報の中から、新奇性があると思われるものだけを選別し、執筆・配信する。広報から「このネタはリリースで出したらどうですか?」と提案することも。

リリースのポイントは、

  • 一般に公開されていない
  • 新奇性があること

新商品の発表については必ずプレスリリースを配信する。

「それらの狙いは主に2つあって、1つはリリース内容をできるだけ多くの人たちに知ってもらうブランディング効果ですね。もう一つはオラクルの製品や技術に関する詳しい情報について、専門誌などを通じてきちんと市場に伝えていくことでしょう」(玉川氏)。

日本オラクルが持つ報道関係者のデータベースはおよそ700件。自社システムを活用した電子メール、ニューズ・ツー・ユーのオンライン広報サービスによるFAXを活用、カテゴリー別に分類された記者たちに配信している。
注目すべきは報道各社に配信したその日のうちには、ホームページ上のWebプレスルームにもその内容を公開していることだ。しかも、製品のスクリーン・イメージやプレゼンテーションがダウンロードできるため、記事化に利便をはかっている。IT業界におけるリーディング企業である同社は、広報活動においても十分にITの活用をはかっている。

独自の指標でポイント化して広報活動を評価

こうした広報活動について、同社ではどのような評価基準を持っているのだろう? 玉川氏はこう話す。

「指標はいくつかあって、まずはプレスリリースを何件配信したか。次に、そのアウトプットとして、発表の対象としてあらかじめ想定したメディアにおいてどれぐらい記事になったか。それからその結果として、何人くらいの人たちにリーチできたかという到達度ですね。この場合、露出した媒体の視聴率や発行部数が重要になってきます。 また、発表会やプレスリリース、取材等の実施についてポイント付けして一定期間ごとに集計するという、広報活動の量的な評価も実施しています。」

通常、同社ではプレスリリースの要約文やマスコミに掲載された内容はメールで全社員(約1500人)に配信され、いちはやく社内における周知をはかっている。

また、米国のオラクル本社から発信されるグローバルなオラクルの情報もいち早く国内に伝えている。オープンポリシーのもとに行われる情報発信は、国内外にわたってダイナミックに展開される同社のビジネスを人々に伝える重要な役割を果たしているのだ。

日本オラクルの社員犬 ウェンディ(♀)

wendy

2003年1月6日に誕生したオールドイングリッシュシープドッグ。
2代目社員犬「ハイディ」の後任として2003年4月1日に日本オラクル入社。社員を癒し、激励することを主な業務としている。
マスコミ取材対応、広告・イベント出演など、企業PRへの大きな貢献も期待されている。

ノンフィクション・ライター:玉木 剛

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