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「若手ビジネスパーソンのための等身大の情報誌」 日経ビジネスアソシエ(日経BP社)

公開日:2007年2月16日

 『日経ビジネス アソシエ』は次世代のリーダーを目指す、意欲あるビジネスパーソンのための情報誌。テレビや新聞ではカバーできない特集でじっくり読ませます。政治・経済からスキルアップ・キャリアアップ情報まで、ビジネスパーソンの等身大の目線から分析・究明する誌面は好評で、2003年6月から隔週刊化。今もっとも勢いのある雑誌の現場を、渋谷和宏編集長にレクチャーしていただきます。


  
■日経ビジネスアソシエ
商 号
  日経BP社
所 在 地
  東京都千代田区平河町2-7-6
創 刊
  2002年4月
自分の価値観を大切にする若手ビジネスパーソンが、企業や経済の動きをより深く理解し、キャリアアップ、スキルアップを図るための情報誌。販売形態は直販・市販。
毎月第1・第3火曜日発売


自己実現のための「どうしたらいい?」にお応え
 日経ビジネス アソシエの創刊準備を2001年夏からスタートしました。弊社の基幹媒体である「日経ビジネス」は読者の平均年齢が約50歳で、50代後半の団塊の世代が多数を占めています。彼らはあと10年もすれば現役を引退しますので、20~30代の読者の開拓が弊社の課題の一つでした。
他社も同じ頃、若年層を対象としたビジネス誌を次々創刊しましたがいずれも短命に終わり、若手向けのビジネス雑誌は「鬼門」と呼ばれていました。最大の原因は、読者のニーズをつかみきれていなかったということではないでしょうか。そこで私たちは30代のビジネスパーソンに直接会い、既存のビジネス誌のどんな点が不満か、どんな情報を得たいのかを聞きました。
その過程で、既存のビジネス誌は「私はどうなってしまうのか」という読者の疑問に答えていない点に気づきました。例えばマクロ経済や企業経営については網羅的に解説しているが、その結果として東京のA社に勤めるBさん30歳の仕事や給与がどう変わっていくのかといった等身大の目線での情報は書かれていません。
さらに「私はどうすればいいのか」という疑問にも答えていないとわかりました。「これからグローバル化がさらに進む」「給与制度は成果・能力主義になる」とはよく書かれていますが、では、語学はどこまで勉強したらよいのか、どんなスキルを身につけるべきかについてはヒントさえ載っていません。
そこから、今求められているのは「私はどうなる?どうすればいい?」という疑問に答えるビジネス誌だと結論づけたんです。
創刊のタイミングも幸いしました。97年に山一証券の自主廃業が発表されたのを一つの大きなきっかけにして、大企業に勤めていれば一生安泰だという価値観がゆらぎ、キャリアは自分で形成していくものだという意識がビジネスパーソンに強く芽生えてきた、そんな時期のスタートでしたから。

誌面は総論より各論を重視しています。具体的なケーススタディや輝いているビジネスパーソン個人にいわばロールモデルとしてご登場いただき、ソリューションを提供しようと心がけています。その意味からも、ビジネスアソシエは「ビジネス誌ではなくビジネスパーソン誌です」という言い方をしています。さらに編集上、「等身大の目線での解説」と「男女双方に読んでもらえる表現」を心がけています。「僕たちは…」といった見出しを立てないとか、洗練されたデザインを目指すといったことですね。紀伊国屋書店のPOSデータでは、読者の約3割が女性読者です。他のビジネス雑誌は数%でしょうから、女性の読者からもご支持をいただくことができました。

月2回発行を支える若手編集部員のパワー
 編集は社員が12人(編集長含む)、常駐しているフリーランスの方が2人の14人の体制です。月刊から月2回刊に移行したときは、発売期間が半分になるため、どうしたらいいかを試行錯誤しました。ニュース的なものを前面に出したりしましたが、今ではスキルアップやキャリアアップ、等身大の目線でのニュース解説に注力することで月2回刊の雑誌として定着しています。
毎回毎回テーマをリセットして取り組まなくてはならないため、文献を読んだり、洗い出しをしたり。ゼロから情報を集めながらの誌面づくりは大変です。編集部員が読者世代と近く、「こういう企画をやりたい」と積極的にアイデアを提案してくれるので、編集長としては刺激的な仕事ですね。

マルチメディアの広がり
 ウェブ版の「アソシエオンライン」は、目次と一部の記事、バックナンバーを紹介しています。毎回掲載しているのは「アソシエ・オピニオン」。タイムリーな問題に対して読者がどんな意見を抱いているのかアンケートで浮き彫りにしようという企画です。その内容は翌週のメルマガで速報して、本誌のサイト紹介のページで詳細を紹介しています。
メルマガは2種類。年間購読の読者向け(1万人強)に「アソシエ・ウィークリー」を毎週。「アソシエ・ダイジェスト」は、雑誌発売の告知とメールの紹介で月に3回。創刊記念キャンペーン当時は6万人だった読者が、BizTech mailで登録を促したところ7万6000人に増えました。私は魅力的なコンテンツであれば、雑誌というメディアはまだまだ勝負ができると考えています。
マルチメディア戦略は必須ですが、核となるのは雑誌というメディアへの信頼だと。読者への取材をベースに、基本に忠実なつくりをするという姿勢は今後も変わりません。

取材活動について
 どんな広報が困るか?好きか?を編集部でアンケートをとったことがあります。まとめると「クイックレスポンス」が大事。月2回刊なので、時間は大切なファクターです。「都合のいい情報ばかりで、都合の悪い情報を隠す」「自分たちの事業について客観的に見られない」という広報にはやはり抵抗感がありました。記者も人間ですから、情報開示してくれる人には好感を持ちます。

広報を通して取材する場合は、「御社の中で成果をあげている方いませんか」と投げかけて人選してもらうことが多いですね。例えば「営業の達人たち」という特集の時には「トップ営業マンをご紹介してください」とお願いします。創刊当時は社員個人の名前を出すことに消極的な会社が少なくありませんでした。今でも社員個人がクローズアップされるのを嫌う風潮は残っています。しかし、これからはいい仕事をすればビジネスパーソンも個人として輝ける時代になる。私たちはそういう考えで情報発信しており、主旨を理解していただける広報担当者も増えています。

創刊2年、多くの読者から指示をいただいています。頼もしい、親しみのある雑誌を目指しながら、日本のビジネス社会を風通しよく、いろんな価値観の人たちが気持ちよく働ける環境づくりに貢献したいと思っています。よろしくお願いします。


渋谷編集長が5月27日の「ニューズ・ツー・ユーの広報塾」の講師に決定しました!
 ビジネスアソシエ編集部に読まれるプレスリリースとは? 取材したい広報とは?
会場で直接お話いただく予定です。
詳細が決定次第、 広報塾サイト にて公開いたします。ご期待ください。



 ■ 日経ビジネスアソシエ ■
      URL http://nba.nikkeibp.co.jp/

■ 取材・原稿 : 富永 周也      
(News2u 広報アドバイザー)


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