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「世界のIT情報を追う!ビデオジャーナリストの視点」 Kanda News Network, Inc.

公開日:2007年2月16日

 テレビは、新聞と同じくらい身近なメディアでありながら、速報性や情報の伝播力は活字をはるかにしのぎます。映像情報の取材・編集には、速報性以上に、ビジュアル(視覚)的な要素が求められ、取材の対応の仕方も印刷メディアとは違います。
そして2000年以降、ブロードバンド化に伴うコンテンツ配信技術の発展で、インターネットはテレビを超える存在感を示すようになってきました。日々進化する映像メディアの現場で、取材者が求めるニュース素材とは?
単身、国内外の最新IT情報を追いかけるビデオジャーナリストで、Kanda News Network, Inc.(KNN)代表取締役である神田敏晶さんを訪ねました。














≪Kanda News Network, Inc.≫

事業内容
世界IT情報のビデオレポート

取材・原稿執筆・講演
ストリーミングコンテンツ配信

会社設立
2002年4月1日

関連会社
株式会社神戸デジタル・ラボ
データセクション株式会社
株式会社ニューズベース


~プロフィール~
神田敏晶(かんだ としあき)
神戸市生まれ。ワインの企画・調査・販売などのマーケティング業を経て、コンピュータ雑誌の企画編集 とDTPに携わる。その後、CD-ROMの制作・販売などを経て、1995年よりビデオストリーミングによる個人放送局「KandaNewsNetwork」を運営開始。ビデオカメラ一台で、世界のIT企業や展示会取材に東奔西走中。
現在、impress.TVキャスター、早稲田大学非常勤講師、デジタルハリウッド特別講師、イノベーションラボ講師。2002年4月1日よりKNN法人化。

マルチメディア・ジャーナリスト
 「伝える」という仕事は、国内でも知られている某パソコンメーカーの機関誌制作から始まりました。読者は当然従業員だけど、バイヤーさんから「見せて欲しい」というオファーがとても多かったんです。新聞や雑誌が書かないような小さな情報でも、ある業界では大きな価値を持つ。クライアントの受託業務だけではなく、本当に知りたい人に情報を届けられるんじゃないか。それが転機です。
 やがて、活字より即効力のある映像にいき、さらに印刷媒体よりも少人数で取材・編集ができる形態を捜してインターネットにたどり着きました。1990年代の半ばですね。「シリコンバレー、ドットコムバブル」といわれたアメリカのIT産業の台頭とほぼ同じタイミングだったので、自然とそこに本業をシフトするようになりました。マルチを志向したわけではなく、やりたいことや関心のあることを追いかけて自然にテリトリーが広がった感じです。

カメラに対して構える必要はない
 映像取材というと何か特殊にみられがちですが、特別構える必要はありません。確かに、新聞や雑誌のような印刷媒体は取材、編集、出版までの過程で時間的に余裕があるから、ある程度の修正や訂正も可能。それに対して映像やインターネットはスピード勝負だから取り返しがきかない、という先入観はあるでしょう。でも、こちらが「こんな企画で、こんな映像が欲しい」と伝えて「これは出せる、これは出来ない」と応えてくれればスムーズです。

活字は限界があります。記者が一度頭の中で文章化した事実を、読者が頭の中で再構築する訳ですから、ニュアンスまで伝えることは不可能です。映像は見たものをストレートに伝えることができる。視聴者に判断を委ねる。でも、効果的にみせようとする意図が先行すると、「やらせ」のようなことも起きます。取材者が映像にひきずられるんですね。

僕は取材対象に注文はつけません。基本的に「アポ無し取材」です。例えば、あるアメリカの新製品発表会を取材したときですが、マイクロソフトが開発した携帯電話の使い方の絵が欲しかった。で、会場の休憩所で煙草を吸ってるビジネスマンに声をかけたんです。それを使ってどんな風に話すのか、本当に気に入ってるか、欲しい機能はないか、とか。カメラ目線無しの生のレビューが撮れました。
普通は「じゃ、煙草消してください、質問はこんな感じです。じゃ、撮ります」で始めるかもしれませんが、それではライブの意見は出てきません。ポーズは不要です。

素材を直感的に捉え、エッセンスを伝えるためには、「視聴者」としての視点を持つことが必要です。相手が発しているメッセージを視聴者がどう受け止めるか。撮影しながら頭の中では撮っている映像を多角的に動かしています。広報やマーケティングの方は一度、映像で伝えることを練習するといいと思いますよ。例えば出張の日報や参加したセミナーをカメラを使ってまとめてみる。

撮影される側にとって、ときにカメラに警戒することもあるかもしれません。でも一方で、映像情報は飽和状態です。目の肥えた視聴者は、やらせや撮影者の作為など、すぐに気付いてしまいます。メディア自身が要求や批判に応じていかなければならない時代です。厳しいかもしれないけれど、取材する側は組織力に頼らない、自分たちの実力で勝負できる。やりたい仕事ができるチャンスだと考えます。
これは企業の広報担当の方も一緒ではないでしょうか。国内は暗いニュースが多いですが、僕らの相手は日本だけじゃない。お互いに頑張りましょう。

 ■ Kanda News Network, Inc. ウェブサイト 「KNN.COM」 ■
      URL http://www.knn.com/

■ 取材・原稿 : 富永 周也      
(News2u 広報アドバイザー)



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