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神谷町ではたらく広報マンの独白(11)「PRプランナー」受験記 ついに3次試験!

公開日:2008年2月12日

評価法が気になる「PRプランナー」3次試験

この1月19日、「PRプランナー」認定資格の第3次試験を受験した。

1次、2次試験の日程は小雨混じりの生憎の天気だったが、3次試験のこの日は晴天に恵まれた。会場は、富士通ラーニングメディア品川ラーニングセンター。パソコンがずらりと並んだ教室での受験である。
昨年11月に実施された2次試験は分野ごとに4科目あった。
そのうち、3科目を合格すれば3次試験の受験資格が得られる(3科目では暫定合格ではあり、一定の期間のうちにまた試験を受けなければならない)
2次にあった「時事知識」の試験は、この1年間くらいの時事問題に関する知識を問う内容だった。記憶が定かでないことも多く、解答に自信がなかったのだが、幸いにも合格した。4科目すべてを何とか合格することができたので、心置きなく3次試験に臨めた。

■パソコン使用が必須の第3次試験

第3次試験は広報の実務経験が問われる。
1次、2次は多岐選択による回答方式だったが、今回はニュースリリースの執筆と、広報・PR計画の作成が課題である。一人一台あてがわれたパソコンを利用し、WordやExcel、PowerPointからツールを選び、ぶっつづけで3時間のうちに解答を作成するのだ。
まず、受験の注意に関する長々とした説明が行われた。
そしてようやく試験開始、2つの課題の解答を3時間以内に作成し、USBメモリに格納して提出するのである。そもそもパソコンを扱えない広報担当者は、受験する資格がない。
受験希望者は、Officeのツールと、USBメモリへのファイルの格納法を習得することから始めねばならない。

■ニュースリリースの執筆

課題の一つは、スチームオーブンレンジ国内初の新製品に関するニュースリリースの執筆。
新型のスチームオーブンレンジの仕様や特徴や製品ライン上の位置づけ、周辺情報として”過熱水蒸気”を利用した調理による栄養価の損失に関する大学の評価結果、メタボリック症候群に関する対策の必要性、会社概要などの情報を掲載した問題用紙を読むことから始まる。
そこから、何をポイントにアピールするか決め、ニュースリリースの全体構成を考え、文章をまとめるのである。
採点の基準は、
(1)見出し、(2)全体構成、(3)必要事項、(4)簡潔性、(5)適切性(表現)、とのことだ。
問題用紙には製品の特徴がいくつも記載されていた。
おそらく、受験生によって何を切り口に見出しや本文をまとめるかは、見解が分かれるところだろう。
ただ、何をポイントにピックアップしたかというよりも、選んだポイントがタイトルやリード、本文で的確に表現されているかが評価されるように思われた。
また、発表日程やタイトル、リード、本文、問い合わせ先など、ニュースリリースに必須の事項や構成が備えられているかも、採点における重要なポイントになるだろう。

■広報・PR計画の作成

もう一つの課題は、広報・PR計画の作成。コーポレート課題もしくはマーケティング課題のうちのいずれかを選び、実行計画を作成するのだ。
今回、コーポレート課題は国内自動車会社の合併、マーケティング課題は香料の入ったガムの新製品の市場化がテーマとして取り上げられた。
問題用紙には、それぞれの場面設定が詳細に記述されており、計画を作成するための前提条件を把握することから始まる。
私は、コーポレート課題を選んで解答を作成した。
採点のポイントは、
(1)的確性、(2)戦略性、(3)実現性、(4)独自性・適切性、(5)論理性・構成力、とのことである。
結局、私自身は、企業広報の経験から実際に実施できるようなオーソドックスかつリアルな実行計画をまとめた。現実性を重視したため、あまり面白みのない内容になったかもしれない。受験者によっては、費用をかけて突出した企画を内容としたユニークなプランを提出した人もいるだろう。

■興味深い採点方法

試験を受けていてふと思った。
私の前職は広報コンサルタント。週一回、広報の講座で講師を務めたこともある。その時に、ニュースリリースや広報計画の作成を課題として講習を実施したこともあったのだ。
講座の受講生が作成した解答の評価はなかなか難しかった。こういった課題では、明白な一つの解答というのはありえない。それぞれにユニークなアイデアもあり、一長一短だったのである。
結局、解答の持つ良い点、不足している点を指摘するような形で評価を行い、講座をまとめた記憶がある。
多くの受験生が提出したであろう多彩な解答を、主催者がどのように採点するのか、なかなか興味深いところである。
発表は、2月18日。どんな結果になるか楽しみだ。
できることなら、採点の内容についても教えてほしいところである。

神谷町の広報マン 愛称:マーベリック
外資系IT企業で広報マン17年、PR系企業におけるコンサルタント生活3年を経て、現在は神谷町にある金融会社にて広報を担当。広報マンとして20年余を過ごす。広報の仕事と、赤ワイン、クルマ、そして年に数回に過ごす軽井沢での静かな生活をこよなく愛する。独自の視点から広報を語り、広報の仕事に携わる後進の成長に貢献したいと考えている。


■神谷町ではたらく広報マンの独白

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