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神谷町ではたらく広報マンの独白(9)
「PRプランナー」 二次試験受験記

公開日:2007年12月4日

■一次の合格率は50~60%か・・・

去る 11月11日、日本パブリック・リレーションズ協会が主宰する「PRプランナー」認定資格の二次試験が都営三田線・西巣鴨駅に程近い大正大学で実施された。
当日はどんよりとした曇りの一日で時折小雨降るあいにくの天気・・・。9月1日の一次試験の日も雨がぱらついたのを記憶している。この試験の日程は、雨に祟られる運命にあるのかもしれない。
広報専門雑誌「PRIR」のPRプランナー認定資格の広告ページの記述では、応募者に対する一次試験の受験率は95%と人気の高さを匂わせていた。
今回、私が受験した教室は70名程度のキャパシティ。他にも何教室か会場が設けられていたが、受験者の総勢は400名くらいではなかったろうか。
一次試験の受験者は700名くらいだろうから、正確な合格率は公表されていないので知る由もないが、50~60%くらいではないかと想像してしまう。
2次試験の受験生は30才代以上が多かったようだ。一次試験は20歳代もかなり目に付いたが、二次では少なかったような気がする。広報の仕事には、それなりの経験と知識が必要なことを意味するのだろうか。
男女比率では、女性のほうが少し多かったようにも思える。広報の分野における女性の進出を垣間見た思いがした。

■試験の内容

二次試験は、□経営と広報・PR 、□マーケティング及びブランドマネジメント、□PR実務、□時事の4つの分野にわたる。それぞれ50分で25問をマークシート方式で解答する。
午前9時30分に経営と広報・PRの分野の試験から始まり、ほぼ2時間に1科目の試験を4回受けたのである。
次回からの科目別受験を考慮して、それぞれを独立した構成にしたのだろう。このため、まったく同じ試験の注意事項の説明を4回聞くことになった。
解答の方法は、設問に対して適切な内容の項目の選択肢、不適切な内容の選択肢、穴あきの文章を完成させる言葉の適切な組み合わせを選ぶ問題など、1次試験とまったく同様であった。
記述式の解答を求める問題はなく、すぺてマークシートをチェックする選択式である。
一次試験は文章が長文で読み取るのに苦労したが、2次は質問文も短くなり読み取りやすくなったように思える。もしかして、私が設問を読み取りにくいと書いた”挑戦記”を関係者が読んで気にしたのだろうか・・。(笑)
当初、二次試験は専門的で一次試験よりかなり難しいだろうと想像していたが、実は答えにくかったのは時事知識を問う問題。政治や社会、文化、スポーツなど、広い分野での知識が問われた。
政治からみでよく話題となった”集団的自衛権”の意味を問う問題は常識的だが、今季大リーグのイチローの打撃成績や、北島康介がオーストラリアの春の水泳大会で200m平泳ぎで優勝したかどうか等スポーツの結果を確認する問題、わが国の女性の出生率、国政選挙における投票格差を尋ねる問題等、広い範囲から出題された。
実のところ、新聞のニュースなどを普段から注意して記憶していないと解答できない試験問題が多かったのである。
他の専門分野は参考図書が役立つが、時事知識は特に準備のしようがない。次回、受験される方は、普段から新聞や週刊誌、テレビのニュース等に注意しておくほうがよいだろう。
その他の分野では、回答のしやすさにかなり差異があったように思える。私が少々、難しいかなと思ったのはPR実務についての試験。
ここでは、テレビやラジオの広告出稿の統計や広報効果の特徴等を問う問題など、メディアに関する確実な知識を問われた。
経営と広報・PRの分野では、昨年施行された新会社法や9月末に本格施行された金融証券取引法、さらに商標など広報に関連した法規の内容、CSR(企業の社会的責任)における考え方や動向をなどこの分野における理解が必要な質問が印象に残る。
参考図書の理解が得点に直結する試験である。
マーケティング及びブランドマネジメントに関しては、常識的でそれほど難解ではなく短時間で回答することができた。ただ、それぞれに関する基本的な理論を理解しておく必要性は、言うまでもない。
全体を振り返ると、PR実務は経験や記憶と照らし合わせ考える時間が必要だったが、その他の科目では50分の時間は、設問全体を2、3回見直せるほどかなり余裕があった。

■来年の受験希望者へ

さて、二次試験が終わったので、広報・PRの勉強も一区切り。
一次の合格通知を受け取ってからの1か月半、参考図書を10冊あまり読んだ。試験を受けるのでなければ、こんな味気も面白みのない本を読む気はしなかっただろう。試験の結果はともかく、広報・PRに関する理解を深めるいい勉強の機会となったのは確かである。
二次試験に通れば、いよいよ実務経験が問われる1月の三次試験。
ニュースリリースの執筆や、広報計画の立案と内容がはっきりしており、実務経験のある受験者にはそれほど困難はないだろう。
広報・PRに関する専門分野の受験準備としては、一次、二次とも、PRプランナーのホームページで紹介されている参考図書を読んでおけばよいだろう。
あとは、普段からいろいろなニュースに関心を持ち、注意しておくことだ。
来年、一次試験から受験する諸兄の奮闘を祈りたい。

神谷町の広報マン 愛称:マーベリック
外資系IT企業で広報マン17年、PR系企業におけるコンサルタント生活3年を経て、現在は神谷町にある金融会社にて広報を担当。広報マンとして20年余を過ごす。広報の仕事と、赤ワイン、クルマ、そして年に数回に過ごす軽井沢での静かな生活をこよなく愛する。独自の視点から広報を語り、広報の仕事に携わる後進の成長に貢献したいと考えている。


■神谷町ではたらく広報マンの独白

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