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神谷町ではたらく広報マンの独白(8)「PRプランナー」 認定試験挑戦記

公開日:2007年11月5日

以前、日本パブリック・リレーション協会(以下、PR協会)が主宰する「PRプランナー」認定資格の意味について書いたが、筆者も実際に受験してみた。今回は、この試験に関する感想と、気がついたポイントを述べたい。

■試験会場の雰囲気

東京での認定試験は、9月1日、品川の東京海洋大学で行なわれた。
試験会場に到着すると、主催者のスタッフが受験票の番号を確認し、席のある受験会場を示してくれた。
私の会場は、1階の階段教室。
講堂のような大き目の教室で、6人がけの机の両端に一人ずつ座り、まさに大学の入試のような雰囲気である。
受付の近辺で様子をうかがうと、続々と受験生がやってくる。
東京会場は500名の定員枠を拡大したとのことだが最終的に何名になったのかは知らない。受験生は30代、20代が多いようだ。男女構成は半々か、少し女性のほうが多いような気がした。
広報の世界はまだまだ小さいように思っていたのだが、多くの若い人々が集まったのを見て頼もしく思えた。
試験は、10時40分スタート。
10時25分には着席を求められ、試験問題が配られた。丁寧に一人一人の受験番号、氏名が刷り込まれている。受験番号や氏名の確認、50分を過ぎたら解答用紙を提出し退席可能であること等の説明が行われた。
早めに回答を済ませたい、とその時は思っていた。
10時40分に試験が始まる。
最初に、問題の選択肢の一文について、訂正が行われる。文中の助詞の訂正なので、おそらく校正ミスかチェック漏れなのだろう。

■設問と選択肢を的確に読解する集中力

問題は50問。多肢選択でマークシートに印をつける方式だ。
マークシートは、問題番号と回答用紙で印をつける場所を確実に確認して進めなければならない。マークシートは間違えて解答する行がずれると、一発でアウトである。この点は広報の常識以前の問題だが、受験者の心得としては、まず第一に注意すべき点である。
問題は、多肢選択式。4-5の選択肢から適切なもの、不適切なもの、異質なもの、あるいは文中の空欄を埋める用語の組み合わせの正しいものを記号で選び、マークシートの回答用紙に印をつける。
感想としては、 設問と選択肢の記述は文章が長めのものが多く、その意味を読み取るのにかなりの集中力が必要である。まず文章の読解力が問われた上で、広報の常識や知識が試される。
問題の例がPR協会のホームページにあったが、問題の形式はそのとおりでも、文章は難解で試験内容のレベルも少々高く、かなり神経を使った。

■基礎的な知識を広く習得しておくこと

1次試験は、広報の理念や歴史、メディア・リレーションズ、IR、マーケティング、海外広報、行政広報、危機管理、ネット広報、CSR、日常的な広報活動に必要な実務等、幅広い範囲から50問が出題された。かなりの知識や経験がないと、高い正答率は獲得できないだろう。
PR協会のホームページに参考図書が示されていたが、合格のためにはこれらを一通り学習し、広報・PRに関する基本的な知識を整理しておくことが必要と思われる。
注意したいのは、正解になりそうな選択肢が複数存在したこと。
設問のポイントが明解ではない問題もあり、正解になりそうな選択肢が複数あるような設問が何問あった。
試験であるのであまり悩むようであれば、まず一番正解でありそうな回答を選んだ上、設問番号をチェックしておいて先に進んだほうがよい。
考え込んでいると、時間がなくなるので、全体の回答をひととおり済ました上で、再度取り組むのが得策だろう。
実は、私は簡単に考えていたのである。
設問は50問なので、50分もあれば回答を済ませると思っていた。
ところが、文章の読み取りにかなり時間を費やすこととなり、結構てこずってしまった。
結果的に、すべての問題に解答するために、80分の制限時間一杯を要してしまった。

■難関は2次試験

試験日から約2週間、9月13日に結果の通知が届いた。
電子メールではなく、貼り合わせ式のはがきによる郵送での通知である。
私の結果は、「合格」であった。もちろん合格する自信はあったのだが、試験の結果はあけてみるまではわからない。
合格通知をみて、ほっと胸をなでおろした。
さて、2次試験は11月11日。
PR境界のホームページをみると、4つの分野においてさらに深い知識が試されるようだ。広報・PRの広い領域における専門的な理解と知識が求められそうである。
広報に携わった経験は長いとはいえ、現場で叩き上げてきた私は、大学等で広報学や関連した分野の専門教育を受けたわけではない。
1次試験は、広報に関する基本的な知識を問われる程度であったので、あまり準備をしなかったにもかかわらず合格できた。
2次試験は、3次にわたるこの認定試験においては、最も難関だろう。
ここを突破するには、本気になって勉強しておく必要がありそうだ。

神谷町の広報マン 愛称:マーベリック
外資系IT企業で広報マン17年、PR系企業におけるコンサルタント生活3年を経て、現在は神谷町にある金融会社にて広報を担当。広報マンとして20年余を過ごす。広報の仕事と、赤ワイン、クルマ、そして年に数回に過ごす軽井沢での静かな生活をこよなく愛する。独自の視点から広報を語り、広報の仕事に携わる後進の成長に貢献したいと考えている。


■神谷町ではたらく広報マンの独白

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