メディア訪問
媒体を訪問し、方針や扱っている情報についてインタビュー。メディアリレーションの一助となるコンテンツ。
「広報とIRの今と未来を伝える」 月刊PRIR(プリール)
2007年02月16日

創刊から50年、宣伝・広告・マーケティング・クリエイティブ・環境に関するビジネス総合誌を提供し続ける株式会社宣伝会議。
広告ビジネスの現状や未来を宣伝会議ならではの独自の視点で業界動向ニュースや事例、各種媒体の活用方法、海外の最新動向など、ビジネスに役立つ有用な情報を提供するほか、宣伝・広告・PRなど各分野業界向けビジネスセミナー運営も実施、幅広い読者層から支持を得ています。
広告・マーケティングの視点から社会の流れを先取りする宣伝会議が今年創刊した広報の専門誌「PRIR」(プリール)についてPRIR事業部の蓮間崇道氏にお話をうかがいました。
■月刊 『PRIR』(プリール)
編集発行:株式会社宣伝会議
創刊:2005年4月
発売日:毎月1日
発行部数:50,000部
所在地:東京都港区南青山3-13-16
企業が再認識し始めている『PR』と『IR』。日本初の広報専門誌創刊の背景。
「PRIR(プリール)」はもともと、「月刊 宣伝会議」のなかに2001年8月から「広報会議」という広報の担当者向けの8ページほどのコーナーがありました。宣伝だけじゃなく、広報も大事、ということではじまりました。
企業の広報担当者をターゲットとして想定したので、当初から反響はありました。とくに昨年盛り上がりが大きかった。というのも、企業の不祥事の発覚などを通じ、企業の危機管理への関心が昨年から高まったという背景があります。
また、M&Aなど事業提携の増加で多くの人に企業がきちんと広報活動を行っていく必要性が高まったということがひとつあるでしょう。2つの違う企業文化がであったときに従業員に対する施策を考えなければいけないか、ということです。
もうひとつは、一昨年くらいに「雑誌などメディアにとりあげるにはどうしたらいいのか」、という内容の書籍が売れた。広告ではなく、パブリシティでの記事で掲載されることによる効果を企業の担当者の方がここ数年、注目しはじめている、という状況です。
パブリシティの重要性を真剣に考えるようになってきたという状況と、同時に危機管理対策に対する企業の認知、意識の高まりを背景に、広報専門誌のニーズがあるのではないかと着目し、企画、創刊に至りました。
昨年末にプレ創刊号を出したところ、多くのメディアで取り上げられ、女性読者からの反応も多いです。実際編集部にどうやったら広報担当者になれますか、といった問い合わせもあります。どういうひとたちが広報担当者になっているのか、など広報担当者のプロフィールを詳しく知りたいという問い合わせが予想したより多くきました。創刊号直後は特に多かったですね。
広報担当者に求められること…現状と課題。
例えば最近経営トップの方のブログがあり、注目されているようですが、ああいったコミュニケーション、クチコミの「力」がすごいでてきていると思うんですよね。
広報担当者も、いままでどちらかというと新聞、雑誌、紙、テレビなどのメディアを中心に動いていましたが、これからインターネットにも目を向けなければいけないと思いますよ。「2ちゃんねる」で何かかれているかとか、ネットで何を書かれているか、ということを企業の広報ではチェックしてる話もききますが、いろいろな意味でインターネットの場合は、便利な面と考えていかなくてはいけない面とがあるので、ITでどうしていくか、というのは課題なんですよね。「PRIR」でもITにどう対応していくかを取り上げていきたいと思っています。
これからの社内広報
もうひとつの課題は、従業員=社内広報です。従業員に対する広報、社内広報が課題になっていますね。
終身雇用制が崩壊して、いまは雇用形態が変わり最近は中途採用の増加、派遣社員も多くなってきている。ライフスタイルがかわり、会社に対する目的、考え方がそれぞれ異なってきているなかで、その人たちをどうまとめて、モチベーションを高めていきながら、目的をどう達成するか、というところで広報がなにをできるか、ということが課題です。
また、CSRの面で従業員がすごしやすい環境をどうつくっていくか。例えば、従業員は社会から預かっている、という考え方があって、会社の所有物ではない、という考え方があります。従業員に会社は責任を持っていて、従業員をつぎのステージにステップアップするときにさまざまにフォローしてサポートしていかなればならないし、その家族をも守らなくてはいけない、企業とはそういう責任を持たなければいけないという考え方です。そういう面でも広報の力が必要になってきている。
みんながもっているポテンシャルを高めることを広報がつくっていかなくちゃいけない。広報の果たす役割が大きくなってきているのかなとおもっています。
広報の今と未来を伝える。幅広い層に向けて。
ステークホルダーとコミュニケーションをどうとっていくかということを「PRIR」ではクローズアップしていきたい。
社員にむけてどう対応するか、といったインナーコミュニケーションの社内広報、また新しいメディアが台頭してくるなかでそれにどう対したらいいのかといったことを中心に情報を提供してきたい。読者層をコアな上場企業の広報担当者、そこから企業経営者、さらには広報に興味をもっている学生層に広げていくことを考えています。
「PRIR」での次回の特集は、IRです。個人投資家向けの情報開示や、カゴメさんがやっているような個人投資家を顧客、ファンになってもらおう、という流れがある。
投資家の方への対応は、いままでは財務部がやっていたことですが、広報もIRといっしょになって取り組まなければいけないという状況になってきた。その流れで、リスクマネージメントの面でコンプライアンスのはなしでは法律も勉強しなくてはならない、広報担当者はいろいろな知識をもつことを求められる。そこでこの雑誌「PRIR」がカバーできれば、とおもいます。
IR、今後は法務相談あとは財務の話ももちろん、ブランディング、リスクマネージメント、という側面からみたIR対策を取り上げていきたいです。IRっていうと財務戦略、というイメージがある。財務の中身をいかに伝えていくかということ、が企業にとって大事、ということを取り上げていきたい。
また、ブランドというポイントでは企業広報の話、マーケティングや広告と連動した商品広報の話題を毎回お届けしたいです。また、従業員に対する社内広報、ERの話。トップの考えを伝える方法、つきつめると人事通達・発表の出し方、方法、人事異動に際するケアサポートなど、どう社内のコミュニケーションをとっていかなければいけないか、といったことなどとりあげたいと思います。
誌面も含めて「分かりやすく作る」ということを考えています。ビジュアルからも訴えつつ、他社の広報事例をみせながら分かりやすい誌面作りを心がけたいと思います。
そして、PRも含めてIRも考えていきましょう、ということを提示して、一般のひとも面白く読める雑誌、読みごたえのある企画を提供していきたい。
PRIR編集部に送るプレスリリースは
できるだけひろくリリースを集めています。リリースはいまのところ紙でいただくことが多いですが、プレスパーティーの案内は歓迎します。新製品の案内だけではなくて、新製品のプレスリリースの方法、出し方、広報活動をきかせていただけると逆に取材させていただくことになる可能性もありますね。
「PRIR」は広報専門誌だから、広報担当者に向けてプレスリリースをだしてもあまり意味がないじゃないか、とおもわれるかもしれませんが、この本でとりあげられることによって、広報担当者以外の学生、メディアにも伝わる可能性もあるので送っていただきたいとおもいます。
株式会社宣伝会議 公式サイト
URL http://www.sendenkaigi.com/
■ 取材・原稿 : 加藤 敦子 (News2u)
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