メディア訪問
媒体を訪問し、方針や扱っている情報についてインタビュー。メディアリレーションの一助となるコンテンツ。
「IT系企業の広告・広報担当者必見の情報サイト」 IT media tank f/x
2007年02月16日

広報担当者にとって気になるのが創刊・休刊情報。編集関係者と日ごろ連絡をとりあっていればよいのですが地方の企業や、新任の担当者はそうもいかず、「リリースを送った後で休刊を知った」というのもよく聞く話です。 そんな中、「ITmedia tank f/x」(エフエックス) http://www.fx-it.com/ は創刊や休刊だけでなく、編集局の人事や媒体特性まで独自にレビューする異色のサイト。便利な情報源として企業やメディアの関係者でチェックしている人は少なくありません。管理者の舩津章氏は、広告代理会社の経営者。何故、このサイトを開設したのでしょうか。
■IT media tank f/x
独立系情報サイト
運営元:エフエックス合資会社
更新日:不定期
設 立:2001年9月6日
所属団体:社団法人 日本ABC協会 , 広告会社 第2種会員
代表・無限責任社員:舩津 章ル
IT系メディアのバーティカル・ポータル
「IT系メディアのバーティカル(専門)ポータル」として、国内で出版されている主要なITメディアの基礎情報は無料でご覧いただけます。現在のコンテンツは、短信の「IT系雑誌ニュース」とリンク集「IT系雑誌データ」「IT系雑誌媒体社」「IT系Web媒体社」出版関係の専門誌のリンク「出版業界情報源」「IT情報源」を公開しています。「IT系雑誌ニュース」は私名義で媒体の情報や広告のトレンドを書いています。広告の仕事で自然に入ってくる情報の一部を公開している訳です。
開設の目的をよく訊ねられるのですが、特に明確な目的はありませんでした。自分が欲しい情報を集めたサイトが無かったので、「じゃあ自分で作ろう」と。はじめは個人のサイトで少しずつ公開していたのですが、読んでくれる人が思いのほか多く、メールマガジンになり、2000年に現在のサイトになりました。開設も更新も全部私ひとりの手作り。メルマガは作成に手間がかかるので、現在は号外のみ発行しています。
「広告屋」の視点から
このサイトは、管理者である私にとって大きくふたつの存在価値があります。ひとつは広告代理業を営む上で有効な出版社とのコミュニケーション・ツール。 IT系雑誌ニュースでは私の主観で編集方針や業界動向についていろいろなことを書くので、広告担当者や編集部の方からのコンタクトが多く、貴重な情報をもらうこともあります。
もうひとつは、私自身が業界について感じている意見の発表の場です。媒体は編集、広告、販売が一緒になって作られ、読者に届けられるわけですが、出版業界は厳しい状態が続いています。特に広告収入は重要な収益源なのですけれど、これまでは、自己申告の発行部数が罷り通るような不公正な状態続いてきた。ご存知のように、現在は雑誌協会が「年間平均印刷部数」を採用し、より正確な数字を公表しようとしています。そういう流れを微力ながら後押ししたいと思っています。
私は「広告屋」として、特に専門メディアには、部数だけに頼らない、読者ニーズに密な存在であって欲しいと考えています。サイトでは「会議室」を立ち上げて、様々な方と意見交換しています。匿名の異論・反論にもこちらは実名で回答します。大変ですが、さまざまな視点の違いがわかって刺激になりますね。
「媒体を育てる」という意識を
私の会社は広報業務も行っていますが、最近は少し距離を置いています。
広告代理店の立場から見ると、企業の広報部門と編集のリレーションだけが突出しても媒体は続きません。
読者に役に立つ誌面を長く発行し続けるためには編集と広告、販売が連動することが必要です。広報の仕事をされる方には「媒体を育てる、支える」という考え方を持って欲しいと思うのです。
最後になりましたが、サイトの名前「f/x」には「フィクサー(仲介者)」という意味を込めています。広告クライアントの情報とメディアの編集ニーズのブッキングをお手伝いしたい。異論は当然あると思いますが、業界関係者がそれをぶつけあい、それを公開することで、業界全体が少しでも元気になる一助になれば、嬉しいですね。
“こちらIT広報室”編集部から
「目的なんて立派なものはなかったんですが」と、淡々と仕事とウェブサイトのお話を聞かせてくれた舩津さん。インターネットというメディア、そして「f/x」というサイトが登場したことでこれまでバラバラに考えられることが多かった「編集と広告」の関係が有機的に結びついて見えるようになったのではないでしょうか。「サイトでの情報提供は非営利でやっていきますし、今後も事業化するつもりはありません」という言葉に甘えて、これからも便利に使わせていただきます。
代表者プロファイル
'80年代初頭のマイコン期よりPC雑誌に親しむ。写真製版、電算写植等の印刷技術系会社での勤務を経て、ソフトバンク媒体の媒体営業を経験、その後、一貫してIT系媒体・IT業種に特化した広告代理業務に10年余従事。2003年3月に非営利活動中心の実験プロジェクトウェブサイト:f/x立上げ。
IT media tank f/x
URL http://www.fx-it.com/
■ 取材・原稿 : 富永 周也(News2u 広報アドバイザー)
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