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ネットで話題になるユニークなニュースを仕掛けるアイデアとは?~「品川経済新聞」「和歌山経済新聞」などを手掛ける有限会社ノオトの宮脇氏に聞きました

公開日:2016年8月1日 | 最終更新日:2016年8月2日

ファンを増やすソーシャルメディア運用法

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──有限会社ノオトでは、企業のオウンドメディアやソーシャルメディアの運用も数多く手掛けていらっしゃいますよね。ぜひ、オウンドメディアやソーシャルメディアでファンを増やすコツについてもお聞かせください。

宮脇:私たちが企業のソーシャルメディアを運用するときは、絶対に炎上させないということを企業と約束しています。ただしギリギリのところは狙っていくので、そのラインコントロールは信用してください、コントロールは相当いいので大丈夫です、と言っています(笑)。

ソーシャルメディアは基本的に真面目8割、オモシロ2割ぐらいのバランスの取り方がいいのではないかと思います。10割ウケることなんて、絶対に無理ですから。

──ギリギリのラインは経験を積まないとかなり難しそうですね(笑)。企業のソーシャルメディアがファンを獲得して増やすためのコツはありますか?

宮脇:1つは継続することだと思います。2つ目は発信者の人となりを見せること。どこの誰かわからない人にファンは付かないので、顔や名前が出せない場合でも担当者の人間臭さは出していったほうがいい。

Twitterの企業アカウントで初期に人気が出たNHK_PRさんやカトキチの中の人などは頓智が利くので、その芸に対してファンがついたんですよね。

企業の担当者に聞くとああいう受け答えがしたいと言われる方がすごく多いんですが、普通の人があれをやろうとすると相当高いレベルの話術や機転が必要です。それが真似できないのであれば、とにかく誠実にやることと、何か困っている人がいたら話しかけるといった運用が基本だと思います。

コミュニケーションしやすい相手から伝えていく

──誠実さと親切さが基本。

宮脇:誠実に運営していると、面白い企業アカウントと比べてフォロワーが伸びにくいんですが、それはしょうがないと思うんです。でも、SNSでいきなり見も知らない誰かに届けようとしてもうまくいきません。

それよりも、この人には知ってほしいという身近な人から照準を合わせていったほうがいい。先ほどのエリア媒体の話に近いんですけど、まずは地元の人からとか、自分たちのことを知っている人たちから、すぐ近くいる人から伝えていきましょう、と。

──自社のことを知っていて、コミュニケーションが成立しやすい人たちですね。

宮脇:私も個人でFacebookをやっていますが、まず顔が思い浮かぶ何人かに「これは反応するだろうな」というネタを投げると、その人たちに伝わるだけじゃなく、そのやり取りを僕らとつながりのある誰かも見るわけです。それをまたつながりのある誰かが見て…というふうに少しずつ輪が広がっていくじゃないですか。企業アカウントでも同様に、そういう伝わり方を意識して運営しています。

みんなが「隣りに伝える」ことで輪が広がる

──最初の小さな情報共有の輪が楽しそうな雰囲気でつながっていれば、楽しさが徐々に伝播していくわけですね。

宮脇:もっと言うと、我々がネットで記事を書くときって、企業のオウンドメディアでもなるべくライター名を入れさせていただくようにしています。すると、かなり高い確率でライターは自分が書いた記事を自分自身のSNSに投稿してくれます。それを見て、そのライターを知っている人たちが見に行く。その広がりって意外とばかにできなくて、けっこうな閲覧数に伸びていくケースもありますから。

ソーシャルメディアの投稿がいきなりバズったり、オウンドメディアの記事がヤフトピに上がるのって実際はすごく難しいことなので、基本はそのように「隣りに伝えていく」運用を重視しています。

──企業のPRでも「隣りから伝えていく」という手法は大事な気がします。

宮脇:メディアの中にも「隣の人」っていると思うんですよ。セミナーや交流会で居合わせた人だとか、それこそ私たちのような地元のエリア媒体だとか。「隣り」というのは位置的なことだけでなく、業界つながりや趣味つながりといったジャンルにもあるはずです。あるキーワードに興味を示す人々だとか。

たとえばスタートアップ界隈の人々は、スタートアップ交流会で集まった人たちに知ってもらうことも重要じゃないですか。そういった小さな集まり、トライブに絡んでいって伝えていくということが、ネットではすごく重要だと思いますね。

──そこでちょっと伝えたときに相手が「それ面白いね」といい反応をしてくれたら、たぶん面白いんですよね。「隣りから伝えていくPR」という手法、ソーシャル時代には大切な考え方だと思いました。興味深いお話をありがとうございました!

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