そのGoogleAnalyticsのIDは管理者権限のものですか?

2008年11月13日

news2u:matsuhisa


サイト運営にはアクセス解析が欠かせないということは、多くのマーケティング担当者やWebサイト担当者に知られていますが、その活用方法についてはまだまだといった状況です。私は最近多くの企業のWebサイトを簡易診断させていただく機会が増え、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツール「GoogleAnalytics」をフル活用しているのですが、コンサルティングの場面でも「結構使えるなあ」と思える機能が多く、簡易診断向きのツールだと実感しています。


今日はちょっと脱線しまして、GoogleAnalyticsの話をしてみたいと思います。といっても、機能とか活用方法の話ではありません。管理者権限の話題です。


以前私はVisionalistというアクセス解析ツールのマーケティングを数年やっていたので、
有料ツール側から見たGoogleAnalyticsを利用することのデメリットを理解しています。
デメリットは、やはり利用規約をしっかり読んでから利用しましょう、というところですね。利用規約をしっかりと読んで、自社のWebサイトで利用しても大丈夫なのか、自社内でコンセンサスを取ってから利用しましょう。また、一般的に無料ツールはサポートがありません。自己判断で利用する、ということになりますので、これも事前に理解しておく必要があります。


とは言え、最近は機能もどんどんバージョンアップしていますので、コーポレートサイトの運営にはほとんど支障がない状態になっていますので、利用規約が承諾できる場合はぜひ利用してみてください。


<コンバージョンの設定ができない!>


先日訪問させていただいた簡易Webサイト診断の場面で面白い事件がありました。リード獲得型のサイトを運営されている企業の方だったのですが、「コンバージョンの設定は有料だから設定していません」と仰っています。利用しているツールはGoogleAnalyticsです。


実際にGoogleAnalyticsの画面を見せていただくと、何の設定権限もないIDで閲覧されているようです。では管理者権限のフルコントロールのIDは?というと、代理店の方が握っていらっしゃるということ。コンバージョンの設定機能を利用したい時は、有料になる、というのは代理店の方に依頼して作業してもらう際に料金が発生する、とういうことだったわけです。
私の管理しているサイトのGoogleAnalyticsの画面をお見せすると、「こんなに画面が違うなんて!」と、逆にとても驚かれていました。確かに、管理者権限の画面と、権限が低い画面とでは、見た印象がかなり違います。IPの除外もできなければコンバージョンの設定もできない。代理店は無料であるGoogleAnalyticsを提供する代わりに、コンバージョンなどの設定に個別に課金していくんですね。個人的意見ですが、「そこで課金するか?」という気持ちです。少なくともコンバージョンは基本設定ではないだろうかと思う訳です。代理店を変えるときには管理者権限のIDを有料で渡してもらうことになるんでしょうか。そうでなければ、タグの貼り替えをする必要が生じてしまい、いままでの画面は継続して使えなくなってしまう訳です。それも「アクセス解析道」から反することになるので、クライアントにはフルコントロールのIDを渡してほしいと思います。課金はまた別のところで。


実際、権限の低いIDを渡されていたと知ったその方は怒っておられた訳です。
私がコンサルティングをさせていただいている別の企業のGoogleAnalyticsのIDも以前は制限のあるIDでしたので、全部タグを貼り替えていただきました。もちろん、私は管理者権限のIDをクライアントと共有しています。クライアントのアクセス解析のリテラシーが少しでも上がると、すぐにバレてしまい怒りを買うことになるので、代理店やWeb制作外車の方はぜひ管理権限のあるIDを渡して差し上げていただきたいと思います。


<レポートをメールで受け取っているだけじゃダメ>


GoogleAnalyticsには、レポートを定期的にメールで配信する機能があります。この機能を使っていらっしゃる方は多いと思いますが、その機能を代理店がクライアントに対して使っているケースもあります。そのレポートの内容でWebサイトの状況がちゃんと理解できるかというと、そうではありません。いざWebサイトをより良くしたいと思った時に、日時のメールでのレポートだけでは読み取れません。
実は、GoogleAnalyticsというのは、メールで来るレポートのことだと勘違いされていた方もいて、実際にログインする画面があって、色々な角度から分析できる機能があることもご存じなかったということもありました。


企業の方は、ご自身のGoogleAnalyticsは管理者権限かどうか、ぜひご確認を。


矢口 須勢理(やぐち すせり)  氏
矢口 須勢理(やぐち すせり)  氏
株式会社レゾン 代表取締役社長
マーケティングコンサルタントとして企業のWebマーケティング部門立ち上げやWebビジネス成功のためのコンサルティング活動を行う。また、アクセス解析ツールを用いたWebマーケティング業界の第一人者として、ROI(投資対効果)改善のための手法やインターネットビジネスの意義を説く講演や執筆活動を行う。
戦略的プッシュ型マーケティングを得意とし、売り上げを5倍にした実績を持つ。現在株式会社ニューズ・ツー・ユーの子会社、株式会社レゾンでWebマーケティング支援事業を行う。
株式会社レゾン

 

「特集」最新の5件

アクセス解析の課題:ウェブサイトの評価はサイト内部だけではありません
最近、新しいアセスメント方法を開発して、その手法を用いて色々なサイトの評価を行っ...
ネットPR戦略 目的をはっきりさせましょう
ひさしぶりのコラムになってしまいましたが、次は「ネットPRは目的を明確に!」というお話です。 何事も
ネットPRの効果測定
ネットPRの施策の一つである「ニュースリリース」。その効果測定のやり方がわからない、というご意見をよ
アクセス解析の課題
アクセス解析の課題 「正しいコーポレートサイト運営」の最終回となる今回は、「アクセス解析の課題」と題...
コーポレートサイトに製品コンテンツが混在していませんか?分離したほうがいいですよ。
コーポレートサイトに製品コンテンツが混在していませんか?分離したほうがいいですよ。 長いタイトルですね。このコラムでお伝えしたいことは、タイトルで表現できてしまいま...

トラックバック

このエントリのトラックバック URI
http://netpr.jp/mt/mt-tb.cgi/2859

コメント

コメントフォーム

なにかコメントがありましたら以下のフォームからどうぞ。


 

ネットPR Day 2012。2012年6月19日(火)第一部 基調講演 Kevin King氏 エデルマンデジタル

アーカイブ

週刊広報(メルマガ)

広報ノウハウ・Webマーケティング情報のメールマガジン
(毎週木曜発行)

メールアドレスを入力してください


登録 解除

RSS Feed

  • Atom
  • My Yahoo!に追加
    My Yahoo!に追加
  • livedoor Readerに追加Subscribe with livedoor Reader
 

検索


Copyright©, News2u Corporation.