コラム
広報・マーケティング担当者がネットPRについて学べる連載コラム
社内報とWeb社内報、メディアミックスを考える
2009年06月25日

ここで言うメディアミックスは、社内報とWeb社内報のことである。
Web社内報の実施状況 『社内誌白書2007』と『社内誌白書2009』との比較
≪2007≫
Web社内報がある 28.4%
Web社内報はない 39.1%
実施を検討中 10.7%
実施の予定はない 19.9%
無記入 1.9%
≪2009≫
Web社内報がある 36.4%
Web社内報はない 48.7%
実施を検討中 8.2%
実施の予定はない 6.7%
無記入 0.0%
先の『社内誌白書2009』のデータでも現れているように、Web社内報は着実に増えており、社内報とのすみ分けもしっかりと理解されつつある。まずは、社内報とWeb社内報、それぞれの特徴を整理してみる。
■印刷社内誌 Push型メディア ・・・ コミュニケーション性に優れている
閲覧、持ち歩きが自由「いつでも、どこでも、だれでも読める」メディア。複雑な内容を伝えたいとき、じっくり読ませるコンテンツに適している。
■Web社内報 Pull型メディア ・・・ インフォメーション性に優れている
比較的単純明快な内容をスピーディーに伝達するのに適している。Webは目的と意志を持って活用すると強みを発揮するメディア。
上記の特徴を十分理解しすみ分けをしていく。さらに、個々の機能を活かし、相互に誘導したり、補完しあうことでメディアミックスを機能させていく。
■相互誘導
・Web社内報に掲載した「事実」の「背景」を社内誌で詳しく解説する
・社内誌で取り上げたプロジェクトなどの進捗状況をWeb社内報で随時報告
■補完関係
・社内誌で取り上げ切れなかった情報をWeb社内報で捕捉する
・社内誌のバックナンバーをWeb社内報の中に掲載する(アーカイブ機能)
・社内誌の読者アンケートを、Web社内報にフォームを掲載し、メールにて誘導
・社内誌に掲載した記事について、読者の意見を吸い上げる(掲示板機能)
内容によっては、社内報でじっくりと伝えることが必要であろうし、すぐに伝えたいニュースであれば、イントラというインフラがあるのならば、そこで伝えるのが良い方法である。あるいは、臨場感をもって気持ちを高揚させたいのであれば、会議の場を活用することが効果的であろう。それぞれのコミュニケーションツールの特性を十分に把握することが大変重要である。
その特性を把握して、伝える内容、コンテンツによって、ツールを選択していく。さらに、同一のコンテンツを効果的に、インパクトを与えて伝えるために、ツールを組み合わせていくことも必要である。
「何を(What)、誰に(Who)、何のために(Why)」伝えるか。そして、「いつ(When)、どこで(Where)、どのツールで(How)」伝えていくか。社内コミュニケーションの5W、1H、意識したいものである。
執筆:ナナ総合コミュニケーション研究所 所長 豊田健一
参考:『社内誌白書2009』
2008年10月~12月、社内誌や機関誌を発行する全国の企業・自治体・団体に、社内誌
の発行状況や組織、意識などについて「第4回社内誌実態調査」を実施。その結果
を、「社内広報全般および組織」「印刷社内誌」「Web社内報」「グループ広報・海
外広報」の4章に分けて分析している。
■コラム:『社内誌白書2009』に見る、社内広報の現状
■特集:社内報の今がわかる『社内誌白書2007』
- 最終回 社内広報をひもとくキーワード・2007
- 第四回 グループ広報の状況「最も重要な、"グループ戦略の明確化"が大幅アップ」
- 第三回 WEB社内報の実施状況「WEB社内報の導入が加速」
- 第二回 社内誌づくりでめざしているタイプ「風土の醸成」、企業ブランド構築に向けて
- 第一回 社内広報の目的「社内広報の重要性、ますます向上の兆しあり」
- 社内報はウェブ活用でかんたん更新! News2u 電子社内報
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次週より3回に渡って社内広報の最新データからみえる、社内広報の現状をコラム形式で連載します。
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