広報・マーケティング担当者のための
ネット上の情報発信・情報流通を支援するネットPR.JP

コンテンツマーケティングの「いまと未来」~インフォバーンのオウンドメディア活用インタビュー

公開日:2014年6月30日

20140630_infobahn_top

企業のオウンドメディア活用をワンストップで支援し、最先端のコンテンツマーケティングを手掛ける株式会社インフォバーン様
同社では事業としてだけではなく、自社においてもコンテンツマーケティングの最新動向を紹介するコラム『インフォバーン総研』や、プレゼンファイル共有サービス『SlideShare(スライドシェア)』を利用したコンテンツなど、オウンドメディアから魅力的な情報を発信しています。
そこで今回はインフォバーン流のオウンドメディア活用法や在り方について、広報の田山慶子氏にお話しいただきました。

infobahn_soken_201406

オウンドメディアは「自社アピールの手段」ではない

――田山様の担当業務や、いま注力するオウンドメディアについてお聞かせください。

私は広報として『インフォバーン総研』や『SlideShare』、ニュースリリースをはじめとするオウンドメディアでの情報発信に加えて、Facebook広告といったペイドメディアなど、広報が運営する自社コンテンツのプロジェクトマネージャー的な役割を担っています。

私たちがいま、特に力を入れているのは「コンテンツマーケティングとは何か」を伝える『インフォバーン総研』。執筆者は弊社の社員で、広報では編集を担当しています。スタート時の執筆担当は当社の代表と執行役員メンバーが主でしたが、その後は社歴やポジションを問わず、すべての社員が対象です。

立ち上げの経緯としては2013年の5月頃、弊社CEO・小林による監修書籍『オウンドメディアで成功するための戦略的コンテンツマーケティング』の出版がきっかけです。これを機に、インフォバーンでも独自のコンテンツマーケティングのメソッドを確立し、その知見やノウハウを社外に情報発信していこうと考えたのです。

――特に反応がよかったり、関心を集めやすい記事などはありますか?

コラムで反応がいいのは「ネイティブアド」など、業界内で話題になっている最新キーワードです。また、業界のキーワードとアナログ的な要素を組み合わせた「アドボカシーな三大昔ばなし」のように、切り口を工夫した記事も人気ですね。

ほかにも、弊社案件の実体験に基づいた「そのコンテンツ、迷走してない? ブレないコンテンツ設計のポイント」や、「コンテンツマーケティングでアクセス解析を生かすために明確にしたい、5つの目的」のようなハウツー記事なども関心を集める傾向にあります。

これらの事例からもわかるように、オウンドメディアは自社アピールの手段ではなく、潜在的な見込み顧客にとって身近で役に立つ、面白いコンテンツを提供することが大切です。

面白いという意味では「コンテンツマーケティングとは何か」をユーモラスなイラストで紹介したSlideShareも反応がよかったですね。SlideShare側からは2013年度の年間PVで世界上位1%に入ったという表彰もいただきました。

拡散のカギは「良質なコンテンツ×影響力のあるメディア」

――世界上位1%とはすごい結果ですね。どのように拡散していったのでしょうか。

SlideShareの元ネタは、セミナーやオンライン講座用に作成した弊社の資料がベースになっています。それを再利用してSlideShareやリリースなどで発信したことから、業界内で「コンテンツマーケティングならインフォバーンだ」とソーシャルメディアで広がっていきました。

現在、このSlideShareは累積23万PV(2014年6月現在)ほどですが、ある時々に瞬間的にバズることがあります。それは、例えばユーザーの興味にあわせてニュースを通知する『Gunosy(グノシー)』がピックアップしたり、インフルエンサーの方がソーシャルメディアやブログメディアでつぶやいた時。こうした要所、要所で影響力のあるメディアに出ることで雪だるま式に拡散されていきます。

つまり、情報発信のルートを確保して良いコンテンツを出せば、必ず広がるということです。そのため、キュレーションメディアやインフルエンサーなども意識したコンテンツ作りを心がけています。

――結果的に、SlideShare(スライドシェア)の費用対効果はどうでしたか?

このSlideShareは、主にセミナー用に作成した資料の活用なので、制作自体にほとんどコストはかかっていません。ですが「良いものは良い」と、多くのユーザーやメディアにシェアしていただいています。

さらに、弊社の公式Facebookページには業界のインフルエンサーの方々をはじめ、とても良質なファンがいらっしゃいます。そうした方々へ、SlideShareやFacebook、ニュースリリースなどを駆使してコンテンツを届けていく。良質なコンテンツを作り、良質なユーザーを得て、届ける手段を工夫しながら、ひとつのコンテンツを上手く活用しています。

ペイドメディアの場合、お金をかけて影響力のあるメディアを使えば、認知拡大や購買にはある程度結びつきます。しかしオウンドメディアは、お金をかけても同じ効果が得られるとは限りません。

そこを解決する手段として、インフォバーン自らSlideShareなどで「お金をかけるだけではなくやり方次第」だと実証しているので、サイトに来ていただく方に生きた例として体験してもらえればうれしいですね。

「誰に」「何を」「どうやって」いいコンテンツを届けるか

――KPIはコンテンツごとに設定されているのですか?

コンテンツごとではなく、全体ですね。当社では問い合わせの件数をKPIとしています。いまのサイトは2012年9月にリニューアルしたのですが、そのタイミングでオウンドメディアに本腰を入れて広報活動を始めました。

その際に、リニューアル前の問い合わせ件数から1.4倍を目標としたところ、対前年比で2倍、対目標値で1.5倍という結果が出ました。さらに今後は、よりコンテンツを理解していただき、スムーズにマッチングできるような問い合わせを増やしたいと考えています。

一方で、数字には表れないレピュテーション(評判・評価)の拡大もあります。サイトの問い合わせフォーム以外にも、当社のコンテンツを見て直接オファーが来る場合もあるので、問い合わせ件数はあくまで指標のひとつとして捉えています。しかし全体の引き合いで言えば、当社の体制が追い付かないくらい想定よりも増えています。

――まだ2年目ですが早くも成果が出ましたね。やはりWebはユーザーの反応が早いのでしょうか?

そうですね。特に、コンテンツマーケティングは上手にやればお金と関係なく、やり方次第ですごく効果の出る手法です。それも、小さい企業ほど費用対効果が高いということはよく言われています。

ただし注意するべき点は、良いコンテンツさえ作ればPVや売り上げに直結するといった短絡的なものではないということです。良いコンテンツは必要最低条件であり、それを「誰に対して」「どういう形で」「何を届けるか」が重要なのです。

インフォバーンは、その一連の流れをワンストップで設計できる数少ない会社だと自負しています。また、弊社にはコンテンツ制作専門のコンテンツディレクターだけで20名以上在籍しています。彼らの多くはもともと出版社や編集プロダクション出身のため、企業が発信するコンテンツの企画や制作、運用まで責任を持って行うことができます。

>>次ページ「ユーザーとの距離感を上手に測る秘訣は「個の感覚」にあり

1 2

Follow us!

ネットPR.JP 記事カテゴリー

ネットPR.JP 記事年別アーカイブ

ネットPR.JP 最新記事

ネットPR.JP 記事カテゴリー

ネットPR.JP 記事年別アーカイブ