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ターゲットに「見つけてもらう」サイト運営〜日興アセットマネジメントのオウンドメディア活用インタビュー

公開日:2014年4月2日 | 最終更新日:2014年7月9日

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投資信託の運用会社として、投信のメーカーを自負する日興アセットマネジメント株式会社様(以下日興アセットマネジメント)では、銀行や証券会社での「NISA(少額投資非課税制度)」口座開設の申し込みが開始される2013年10月に併せて、BtoC向けサイト「投資信託のメーカーで学ぶNISA」を2013年9月27日に開設。

「メーカー」である運用会社が作る商品を、銀行や証券会社が販売するという構造の特性から、運用会社が個人投資家と直接コミュニケーションをとる機会が少ないなか、なぜ今回、こうしたサイトを構築したのか、web担当者として、サイト立ち上げを実施したリテール・マーケティング部web開発グループの平山かなえ様にお話を伺った。

投資信託のメーカーで学ぶNISA(ニーサ)| 日興アセットマネジメント

責任ある情報提供はブランディングになる

−−どのような背景でこのサイトを立ち上げたのでしょうか?

「日興アセットマネジメントは投資信託の『メーカー』ですが、主なコミュニケーションの対象は、銀行、証券会社などの私たちの商品を販売してくださる販売会社です。ですが私たちの商品を最終的に手に取るのは一般の消費者のみなさまです。本サイトは『メーカー』として最終消費者である投資家に対する責任とは?と考えた時に、『NISA』についても『メーカー』として責任ある情報提供をすることが大切なのではないかという思いの元で企画されました。

2013年、金融業界では『NISA』口座獲得に向けて、関連するサイトが乱立し、キーワード『NISA』はバズワード化していました。

そんな中で、当社は『NISA』のターゲットとされる層には認知が低く、証券会社と誤認されることも多かったのです。」

−−そこで、この「NISA」をきっかけにブランディングサイトを開設しようと考えたのですね。

「『NISA』をきっかけにこういったサイトを立ち上げたのは、投資に興味をもった人に日興アセットマネジメントを知ってもらい、私たちの考え方を知っていただく良い機会だという考えに基づいています。

今までもWebを使った情報発信は『世界の投信王』という投資の体感ゲームや資産運用の基本をまとめた『お金のトリセツ』などいくつか行っていますが、どちらかというと啓蒙サイトの一環としてやってきている側面が大きいものです。今回の『NISA』サイトはブランディング色が強く、そういう意味では今までとは少し違う切り口でスタートした企画でした。」

メーカーとしての役割を果たすコンテンツ

−−ブランディングサイトとしてコンテンツはどのように設計されたのですか?

「2013年の6月から約3ヶ月のプロジェクトだったのですが、プロジェクトリーダーである上司の指導のもと、まず投信メーカーとしての役割を果たすコンテンツと、日興アセットの考え方を知っていただくためのコンテンツの二本柱で設計しました。他社の『NISA』サイトはどちらかというと商品やその仕組みの説明が多いのですが、それと同じでは意味がありません。当社のサイトは、『メーカーとしての役割を果たすコンテンツ』ってなんだろう?を突き詰め、それは時間をかけてお金を育てていくという『投資の本質』についてお話しすることではないか、という考えに基づいて作られています。

ただ、あまりメーカーの立場を強調しすぎると、言い方によっては誤解を生んでしまうような部分もあるので、そこは慎重に作っています。過激なタイトルも調整して丸くしたり(笑)。

こういったコンテンツはすべて社内で書いています。投資信託の運用会社として、当社は他社に比べても格段にこの点に注力しているのですが、目論見書や日々動くマーケット情報など、『書く』スキルを持つ人材が多くそろっています。そのためコンテンツはすべて内製で作ることが可能なのです。」

ユーザーの声を受け止めるのはユーザーの声

−−ターゲットに「見つけてもらう」ためにどのような施策を行っていますか?

「自然検索でのSEOには力を入れています。いわゆるH1タグなどの基本的なSEO対策は地道に且つしっかりと抑えることを徹底しています。その上で、数としては決して多くないデータを毎月見ながら、『ここにリンクを貼ると回遊性が高くなるから修正しよう』とか、『サイトのつくり上、この単語はGoogleのクローラが拾っていない可能性があるから、この単語をもう少し拾えるような場所に移しましょう』といった微調整をはじめ、ページタイトルやディスクリプションをしっかり作るということをしています。

また、実際に運用してみてわかったことなのですが、流入している検索ワードを見ると、このサイトが非常にニッチな話し言葉での検索の受け皿になっていることがわかりました。『やっぱり投資ってやった方がいいの?』のような普通の話し言葉や頭に浮かんだ言葉をそのまま検索窓に入れる人がいます。そういったユーザーが検索した話し言葉そのものの受け皿になっているコンテンツが、ユーザーにインタビューした声を掲載している『みんなの声』というコンテンツだとサイトを公開してから気づきました。サイト公開前まではこのコンテンツがランディングページとして機能すると思っていなかったんですね。

『NISA』も始まりましたので、今後はさらにユーザーの言葉に応えられるよう、『NISA』を使い始めた人たちの声をコンテンツとして追加しようと現在公開準備中です。

それ以外の流入施策としては、リスティング広告や記事広告、オフラインでの流入施策を行っています。

サイト自体はブログのように日々アップデートするサイトではないので、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを使って拡散する、ということはしていません。

オフラインは今まで出稿が多かったマネー誌、業界紙よりも、『NISA』をきっかけに若い層にもアプローチしたく、これまでとは少し違ったメディアを選んで出稿しています。」

>>次ページ「サイト訪問者の気持ちの変化を「コンテンツ理解の深度」と考える

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